[香港 23日 ロイター] - 香港国家安全維持法(国安法)に違反したとして初めて起訴された唐英傑被告(24)の公判が23日始まり、同被告は無罪を主張した。
同被告は保釈が認められず、陪審なしで審理が行われる。香港の伝統的なコモンロー(慣習法)体系からの決別となる。
警察によると、唐被告は国安法が施行されてから最初の日となる昨年7月1日、「光復香港、時代革命(香港を取り戻せ、時代の革命だ)」と書かれた旗とともにオートバイで警官隊に突入し、逮捕された。
同法は当局が国家分裂・分離、テロリズム、外国勢力との結託と見なす行為を取り締まるもので、最高刑が無期懲役となっている。
唐被告は、テロリズム、国家分裂扇動、危険運転致傷の罪で起訴され、最高で禁錮7年の刑を言い渡される可能性がある。同被告はすべての罪について無罪を主張した。
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