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香港上場の30社以上、決算発表延期で取引停止

 4月1日、香港取引所は、決算発表の延期に対応し、中国の不動産開発会社の融創中国控股や世茂集団、佳兆業集団を含む30社強の株式取引を停止した。写真は融創の看板。上海で2018年3月撮影(2022年 ロイター/Stringer)

[香港 1日 ロイター] - 香港取引所は1日、決算発表の延期に対応し、中国の不動産開発会社の融創中国控股や世茂集団、佳兆業集団を含む30社強の株式取引を停止した。

「取引所は公正で、秩序と継続性のある市場の維持にコミットしている」と表明。今後の展開を注視し、合理的に可能な範囲で取引停止を短期間にとどめる考えも示した。

取引所によると、3月31日の期限までに決算を発表できずに取引停止となった32社のうち、14社は新型コロナウイルス規制の影響で監査が遅延した。

世茂集団は3月31日、未監査の2021年決算を期限までに出せなかったため、株式が翌日から取引停止になると発表していた。コロナ対策で上海にある本社建物が封鎖され、一部の従業員が隔離を余儀なくされたという。

資金繰り難の不動産開発大手、中国恒大集団傘下で電気自動車(EV)を手掛ける恒大新能源汽車集団も29日、決算発表の遅延による株式取引停止を予告していた。

このほか、奥園健康生活集団(アオユアン・ヘルシー・ライフ・グループ)、花様年控股集団(ファンタジア・ホールディングス・グループ)などが同様の理由で取引停止となった。

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