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HSBCが対エルサルバドル法的手続き開始、英との協定違反訴え

 8月18日、英銀大手HSBCホールディングスは、英国との投資協定に反したとして、中米エルサルバドルに対する法的手続きを開始したと発表した。写真はニューヨークで昨年10月撮影(2021年 ロイター/Carlo Allegri)

[18日 ロイター] - 英銀大手HSBCホールディングスは18日、英国との投資協定に反したとして、中米エルサルバドルに対する法的手続きを開始したと発表した。

発表文によると、「HSBCラテン・アメリカン・ホールディングスは英国との投資協定に反したエルサルバドル共和国に対する法的手続きを開始した。エルサルバドル最高裁が誤って自行に科したと見なす、少なくとも4930万ドルの損害の回復を求める」という。

ワシントンにある世界銀行グループ傘下の投資紛争解決国際センター(ICSID)で仲裁審理が開かれる。

HSBCによると、紛争は約200万ドルの未払い融資を巡る訴訟が発端。エルサルバドルの2つの裁判所はHSBCに有利な判決を下したものの、同国最高裁が下級審の判断を覆し、HSBCに対して被告のエルサルバドル企業に4930万ドルの支払いを命じた。

HSBCはこの最高裁判断について、エルサルバドルと英国の二国間投資協定で定められた英投資家に対するエルサルバドルの義務に反していると主張している。

2000年に発効した同協定では、エルサルバドルと英国は相手国の投資家に「公正かつ公平な取り扱い」を与え、「不合理もしくは差別的な措置」から投資家を保護することで合意した。

HSBCは、最高裁判断は「正義の否定」に当たり、「エルサルバドルにおける英投資家としてのHSBCの基本的な権利を保護しなかった」と訴えた。

HSBCによると、昨年12月にエルサルバドル政府に仲裁を求めたが、返答を得られなかったという。

エルサルバドル政府からは今のところコメントを得られていない。

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