June 25, 2019 / 2:10 AM / 3 months ago

ファーウェイ米子会社、親会社と距離 米制裁の煽りで=関係筋

[24日 ロイター] - 中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]に安全保障上の懸念があるとして、米政府が同社を輸出規制の対象に指定する中、同社の米研究開発部門フューチャーウェイは親会社と距離を置き始めている。関係者2人がロイターに明らかにした。

 6月24日、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)に安全保障上の懸念があるとして、米政府が同社を輸出規制の対象に指定する中、同社の米研究開発部門フューチャーウェイは親会社と距離を置き始めている。写真はファーウェイ本社ビルのロゴ。17日に深圳市で撮影(2019年 ロイター/Aly Song)

それによるとフューチャーウェイは親会社従業員の事務所への立ち入りを禁止するとともに、自社従業員に新たな情報技術(IT)システムを導入。さらに従業員らはメッセージなどのやり取りで親会社の名称やロゴの使用を禁止されているという。ただファーウェイは引き続きフューチャーウェイの親会社にとどまる見通しだ。

フューチャーウェイやファーウェイからのコメントは得られていない。

米特許商標庁(USPTO)のデータによると、フューチャーウェイは、電気通信、第5世代(5G)移動体通信システム、ビデオ・カメラ技術などの分野で2100件以上の特許を申請している。

関係者によると、現在までフューチャーウェイの事業はファーウェイとほぼ見分けがつかない状態だった。フューチャーウェイは独自のブランドやウェブサイトを持たず、同部門の従業員には自身がファーウェイの従業員だと認識している者も多いという。

フューチャーウェイとファーウェイはまた、多岐にわたる研究協力を行ってきたほか、米国の大学への助成金プログラムも実施してきた。

一部の大学はファーウェイとの助成金プログラムや研究に関する提携を停止したものの、米政府の規制の対象になっていないフューチャーウェイとの協力関係を継続するかどうかについて苦慮している。

カリフォルニア大学バークレー校の研究担当責任者ランディ・カッツ氏が職員宛てに出した指針によると、同校は5月にファーウェイとの助成金プログラムや情報交換を停止したが、フューチャーウェイとの研究協力は継続している。

同校はフューチャーウェイからの助成金受け取りも停止したが、研究協力は制限付きで続けており、米国籍保有者や合法的な永住者で、ファーウェイと特定の機密情報を共有しないことに書面で同意したフューチャーウェイの従業員のみが対象となっている。

カッツ氏は、研究員が米政府の規制に違反しないよう指針を出したとし、米商務省と協議した結果、同校はフューチャーウェイがファーウェイと同じ規制の対象ではないと判断したと説明。その上で「米政府はフューチャーウェイに対し、ほかの措置を取る可能性がある」と指摘している。

米商務省は声明で、フューチャーウェイは米企業であるため、法的に禁輸リストの対象にできないと説明した。同省の報道官は、大学と禁輸リストの対象企業やその米子会社との研究協力を規制するかどうかとの質問に回答しなかった。

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