July 27, 2015 / 10:58 PM / 4 years ago

米人身売買報告書、マレーシア・キューバの評価引き上げ

 7月27日、米国務省は人身売買の実態をまとめた年次報告書で、マレーシアの評価を最低ランクの「Tier3」から「Tier2ウォッチ・リスト」に引き上げた。写真は人身売買組織の拠点とみられる施設。マレーシア北部で5月撮影(2015年 ロイター/Damir Sagolj)

[ワシントン 27日 ロイター] - 米国務省は27日、世界各国における人身売買の実態や政府の対策をまとめた年次報告書を発表し、マレーシアの評価を最低ランクの「Tier3」から「Tier2ウォッチ・リスト」に引き上げた。

環太平洋連携協定(TPP)交渉に参加しているマレーシアの評価引き上げによって交渉妥結への道が開かれた。

米議会で6月に可決されたTPP交渉妥結に向けた貿易促進権限(TPA、通称ファストトラック)法案には、同報告書で最低ランクに分類される国との通商協定を禁じる条項が盛り込まれている。

報告書では国交を回復したキューバも最低ランクから「Tier2ウォッチ・リスト」に引き上げられた。同国が2003年に報告書に含まれて以降、評価の引き上げは初めて。

一方、南スーダン、ブルンジ、ベリーズ、ベラルーシ、コモロは最低ランクに引き下げとなった。タイは2年連続で最低ランク評価。このほか、同ランクにはイラン、北朝鮮、ジンバブエなどが含まれている。

マレーシアの評価引き上げに関しては7月8日にロイターが報じたことを受け、引き上げの正当性を疑問視する多数の議員らがケリー国務長官に書簡を送り、深刻な懸念を表明していた。

人権問題などを担当するセウォール国務次官は記者会見で、マレーシアの引き上げがTPP交渉と関係しているかとの質問に「ノー」と答え、政治的な配慮があったとする見方を否定した。

同次官はランク引き上げは人身売買問題への取り組みを評価する基準に基づくものだと説明した。

ただ、マレーシアが抱える人身売買問題の規模と比べて有罪判決が下される例が少ないことに引き続き懸念を表明した。

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