[8日 ロイター] - 米アップルの元従業員が設立した新興企業ヒューメインは8日、1億ドルを調達したことを明らかにした。今春に第1弾の製品を発売する。
ヒューメインは、アップル出身のイムラン・チョウドリ氏とベサニー・ボンジョルノ氏が2018年に設立。これまでに2億4100万ドルを調達した。どのような製品を開発しているかについては「人工知能(AI)向けに一から開発するソフトウエアプラットフォームと消費者向け端末」としか明らかにしていない。
同社が投稿した動画や特許の申請によると、ウエアラブル端末で情報を現実世界に映し出し、ユーザーが手動で情報を操作できるシステムを開発しているとみられる。
ヒューメインは、対話型AI「チャットGPT」などを開発した米オープンAIと協業することも明らかにした。オープンAIの技術をヒューメインの端末に組み込む。
ヒューメインの8日の資金調達ラウンドにはオープンAIの創業者サム・アルトマン氏や米マイクロソフトが参加した。
韓国のLG電子やスウェーデンの自動車大手ボルボ・カーズのテックファンドとも協力する。
*カテゴリーを追加して再送します。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」