[ソウル/サンフランシスコ 8日 ロイター] - 韓国の現代自動車は、米アップルと協議の初期段階にあると発表した。
韓国メディアはこれより先、両社が電気自動車(EV)とEV向け電池の開発で提携に向け協議を行っていると報じていた。
これを受け、現代自の株価は一時24%急伸した。
現代自は発表文書で「アップルと現代自動車は協議を行っている。ただ、初期段階で何も決まっていない」とした。協議の詳細は明らかにしておらず、EV分野の提携に関してなのかどうかには言及していない。
アップルはコメントを控えた。
ロイターは昨年12月、アップルが自動運転車の開発で2024年の乗用車製造開始を目指しており、自社開発の最先端の電池が搭載される可能性があると報じている。
両社は、様々なメーカーの自動車に「iPhone」を接続する際に使用されるアップルのソフトウェア「カープレイ」で提携している。
韓国メディアの報道によると、両社は現代自あるいは系列の起亜自動車の米国工場で電池を開発する見込みという。
現代自の株価は一時23.8%急伸し、25万5000ウォン(232.56ドル)と7年以上ぶりの高値を付けた。現代自傘下の部品メーカー、現代モービスは30%近く値上がりした
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