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IBM、コバルト代替の海水鉱物利用する新バッテリー技術開発

 12月18日、電気自動車(EV)向けのリチウムイオン電池に不可欠で高価なコバルトの代替品を開発する競争が激化する中、米IBMは海水から抽出した原料を利用し、コバルトを必要としない新たなバッテリー技術を開発したと発表した。写真はスペインのバルセロナで開かれたモバイル機器の展示会で撮影(2019年 ロイター/Sergio Perez)

[18日 ロイター] - 電気自動車(EV)向けのリチウムイオン電池に不可欠で高価なコバルトの代替品を開発する競争が激化する中、米IBMIBM.は18日、海水から抽出した原料を利用し、コバルトを必要としない新たなバッテリー技術を開発したと発表した。

IBMは、ドイツ自動車大手ダイムラーDAIGn.DE傘下メルセデス・ベンツの研究開発部門、ガラス大手のセントラル硝子、伊電池メーカーのシドゥスと手を組み、この新しいバッテリーの商用開発を行っていると述べた。

IBMリサーチのバイスプレジデント、ジェフ・ウェルザー氏は「目標は1年ほどで(バッテリーの)最初の実用レベルの試作品を作ることになるだろう」と説明した。同氏は、IBMが最終的に、この新たな設計を利用した商品を必ずしも生産するとは限らないと付け加えた。

またIBMによると、この技術はコスト、充電時間とエネルギー効率の面でリチウムイオン電池を上回ることが確認されているという。

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