October 20, 2014 / 2:37 PM / 5 years ago

米IBMが15年利益目標の達成断念、第3四半期は減収減益

[20日 ロイター] - 米IBM(IBM.N)が20日発表した第3・四半期決算は、顧客のIT(情報技術)投資の落ち込みが響き、予想外の減収減益となった。また1株20ドル以上としていた2015年の営業利益目標の達成を断念したことを明らかにし、1月に新たな業績目標を示すと説明した。

 10月20日、米IBMの第3・四半期決算は4%の減収となった。写真は同社の製品。キエフで2012年3月撮影(2014年 ロイター/Gleb Garanich)

IBM株は7%近く下落、3年ぶりの低水準をつけた。先週末引け時点で1820億ドルだった時価総額は130億ドル以上減少した。

第3・四半期の総売上高は224億ドルで、前年同期の233億4000万ドルから4%減った。トムソン・ロイター・エスティメーツのアナリスト予想は、233億7000万ドルだった。

クラウドサービス部門の売上高は50%以上増加し、モバイル部門の売上高も倍増した。ただ、サーバーやその他のハードウエア、および一部のソフトウエア事業の不振をカバーすることはできなかった。

継続事業ベースの純利益は34億6000万ドル(1株当たり3.46ドル)で、前年同期の41億4000万ドル(同3.77ドル)から減少した。

調整後の1株利益は3.68ドルで、市場予想平均の4.31ドルに届かなかった。

FBRキャピタル・マーケッツのアナリスト、ダニエル・アイブス氏は「IBMにはクラウド事業の成功と成長が必要であり、実現できなければ先行きは暗い」と指摘した。

IBMは「人員再編」のため6億ドルの費用を計上する方向であることを明らかにした。影響を受ける従業員の人数には触れなかった。

<CEO「業績に失望」>

ロメッティ最高経営責任者(CEO)は声明で「業績に失望している」「顧客の購買行動が9月、顕著に減速したほか、前例に無いペースで業界が変化していることも決算が示した」と述べた。

IBMは、ハードウエアのコモディティー化など、産業構造の変化への対応に苦慮している。セキュリティー・ソフトウエアやクラウドサービスなど、高い利益率が見込まれる分野に力を入れているものの、こうした分野の成長は、それ以外の事業の不振を補えるほどではない。

IBMは、不採算の半導体事業をグローバルファウンドリーズに譲渡する。IBMが今後3年間、グローバルファウンドリーズに現金15億ドルを支払う。関連の税引き前費用として47億ドルを計上した。

ロメッティCEOはアナリストとの電話会見で「業界のこうした根本的なシフトは、われわれの想定より速く起こっている」と述べた。

*内容を追加します。

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