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米IBMの第4四半期、市場予想上回る クラウド注力が奏功

[24日 ロイター] - 米IBMが24日に発表した第4・四半期(2021年12月31日まで)決算は市場予想を上回った。成長が鈍いITインフラ事業を切り離し、クラウド事業に注力したことが奏功した。

米IBMが24日に発表した第4・四半期(2021年12月31日まで)決算は予想を上回った。2019年2月撮影(2022年 ロイター/Sergio Perez)

22年の売上高の伸びは1桁台半ばと、21年の3.9%から加速すると予想。引け後の取引で株価は一時7%上昇し、その後は横ばいで推移している。

ジェームズ・カバノー最高財務責任者(CFO)はロイターのインタビューで「より高い増収率を実現する現在のIBMの姿を示す最初の四半期だ」と述べた。

長年にわたり成長率や利益率が伸び悩んだ同社は、昨年11月にマネージド・インフラストラクチャー部門を分離し、ソフトウエアやコンサルティング事業の強化に取り組んできた。

世界中でクラウドの採用が急増する中、IBMは企業がデータ保存・処理に社内外のデータセンターを併用する「ハイブリッドクラウド」に軸足を移している。

第4・四半期はクラウド事業の売上高が16%増の62億ドル。コンサルティング事業の売上高は13.1%増の47億5000万ドルだった。

調整後の売上高は6.5%増の167億ドル。リフィニティブによると、アナリスト平均予想は159億6000万ドルだった。

カバノー氏は、新型コロナウイルスのオミクロン株拡大にもかかわらず、米国の売上高の伸びは1桁台半ばだったと指摘。コロナ禍で早い段階に大きな打撃を受けた業界が回復しているとの見方も示した。

純利益は23億3000万ドル(1株当たり2.57ドル)と、前年同期の13億6000万ドル(同1.51ドル)から増加。

調整後の1株利益は3.35ドルで、予想の3.30ドルを上回った。

フューチュラム・リサーチのアナリスト、ダニエル・ニューマン氏は「IBMにはこれまでなかったような決算内容だ。事業分離の効果が出るまでに数四半期かかるとの見方が大勢だった」と述べた。

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