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日経平均は反落、米利上げ加速懸念強まる


*15:23JST 日経平均は反落、米利上げ加速懸念強まる
日経平均は反落。16日の米株式市場でダウ平均は431.20ドル安と大幅反落。米週次失業保険申請件数が減少したほか、米1月卸売物価指数(PPI)が予想を上回ったため、利上げ長期化を警戒した売りが先行。一時下げ渋ったが、米連邦準備制度理事会(FRB)高官らのタカ派発言を受けて、利上げ幅が再び0.5ptまで拡大されるリスクが意識される中、引けにかけては再び売りが加速した。ナスダック総合指数は-1.77%と4日ぶり大幅反落。米株安を引き継いで日経平均は211.84円安からスタート。一方、為替の円安が一段と進んだことを支援要因に27500円割れでは押し目買いが入り下げ渋った。ただ、アジア市況の下落や時間外取引のナスダック100先物の軟化が重しとなり、27500円を意識した一進一退が続いた。

 大引けの日経平均は前日比183.31円安の27513.13円となった。東証プライム市場の売買高は11億1321万株、売買代金は2兆6692億円だった。セクターでは精密機器、サービス、電気機器が下落率上位となった一方、ゴム製品、鉄鋼、繊維製品が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の62%、対して値上がり銘柄は33%だった。

 個別では、レーザーテック
6920、ソフトバンクG9984、ソニーG6758、キーエンス6861、イビデン4062、ローム6963などのハイテク株のほか、エムスリー2413、リクルートHD6098、メルカリ4385、Appier Group4180、マネーフォワード3994、Sansan4443などのグロース株が軒並み下落。前日に1月訪日外国人客数を受けて買われたエアトリ6191、オープンドア3926などの一部のインバウンド関連も利食い売りに押された。ほか、売出株の市場還流で需給悪化が意識されたアクシージア4936が大きく下落。

 一方、日本製鉄
5401、神戸製鋼所5406、JFEHD5411などの鉄鋼株が軒並み大幅高。コマツ6301、三菱商事8058のほか、住友鉱山5713、三菱マテリアル5711など資源関連の一角が堅調。トレンド4704は前期下振れ着地も、自社株買いが下支えとなり買い優勢。増益・増配計画を発表したブリヂストン5108、業績予想を上方修正した三菱ケミカル4188も高い。国内証券がレーティングを引き上げたフリュー6238は急伸した。すき家の一部商品値上げやロッテリアの買収を発表したゼンショーHD7550も大きく上昇した。
《YN》

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