[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;27265.99;-207.11TOPIX;1985.10;-12.36
[寄り付き概況]
22日の日経平均は207.11円安の27265.99円と続落して取引を開始した。前日21日の米国株式市場は下落。ダウ平均は697.10ドル安の33129.59ドル、ナスダックは294.97ポイント安の11492.30で取引を終了した。主要小売企業の決算で需要鈍化見通しが嫌気され下落スタート。2月製造業・サービス業PMIが予想以上の伸びとなったため、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化観測が強まり、年初来の水準まで上昇した長期金利がさらなる売り圧力となった。主要株価指数は終日軟調で、取引終了までげ下げ幅を広げる展開となった。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が大幅に下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、東京市場は明日が休場で、明後日24日には次期日銀総裁候補の所信聴取や米1月の米個人消費支出(PCE)コアデフレータ発表など重要イベントが控えており、これらを見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあった。さらに、ロシアのプーチン大統領が、米国との新戦略兵器削減条約(新START)について「参加を停止する」と述べたことから、地政学リスクの高まりが意識され、市場のムードを重くした。一方、外為市場で1ドル=134円90銭台と昨日15時頃に比べ60銭ほど円安・ドル高に振れたことが、東京市場で輸出株などの株価を支える要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。今日は、プライム・ストラテジー5250が東証スタンダードに上場した。
セクター別では、電気機器、精密機器、金属製品、サービス業、輸送用機器などが値下がり率上位、電気・ガス業、銀行業、医薬品が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、リクルートHD6098、東エレク8035、アドバンテスト6857、ルネサス6723、SUMCO3436、村田製6981、ソニーG6758、日立6501、ソフトバンクG9984、T&DHD8795、日本郵政6178、塩野義薬4507、OLC4661、HOYA7741、ファーストリテ9983、ホンダ7267などが下落。他方、第一三共4568、東宝9602、アサヒ2502、みずほ8411、川崎汽船9107、日本郵船9101、商船三井9104などが上昇している。
《CS》
当コンテンツはFISCOから情報の提供を受けています。掲載情報の著作権は情報提供元に帰属します。記事の無断転載を禁じます。当コンテンツにおけるニュース、取引価格、データなどの情報はあくまでも利用者の個人使用のために提供されているものであって、商用目的のために提供されているものではありません。当コンテンツは、投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、また当コンテンツを取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。当コンテンツは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる勧告もしません。当コンテンツの使用は、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではありません。提供されたいかなる見解又は意見はFISCOの見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。情報内容には万全を期しておりますが、保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。 【FISCO】