April 24, 2020 / 3:30 AM / a month ago

決算まちまちで個別物色へ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;19272.42;-157.02TOPIX;1417.21;-8.77

[後場の投資戦略]

 米国株の引け味の悪さやインテルの時間外取引での急落などを受け、本日の東京市場は売りが先行する展開となった。ギリアドの新型コロナ治療薬や半導体関連企業の好業績への期待は直近の米国株の戻りを大きく後押ししていただけに、失望感が出やすいところだろう。日経平均の日足チャートを見ると、19300円台半ばに位置する5日移動平均線に上値を抑えられる格好。個別では景気敏感株を中心に軟調だが、前日から発表が本格化した決算を手掛かりとした物色が見られ、中小型株の一角も売買代金上位に顔を出している。ここまでの東証1部売買代金はおよそ8000億円と、決算発表が本格化したにもかかわらず低迷。新興市場ではマザーズ指数が続伸している。

 前引けの東証株価指数(TOPIX)は0.62%の下落となり、後場は日銀による上場投資信託(ETF)買い入れが実施される見込み。ただ、アジア市場では中国・上海総合指数や香港ハンセン指数などが軟調で、積極的な買いは期待しにくいだろう。後場の日経平均は日銀のETF買いをサポートにやや下げ幅を縮めつつも、引き続きマイナス圏で推移しそうだ。

 ここまで発表された米企業の決算や、前日発表された国内主要企業の決算の内容は強弱まちまちといったところだ。オムロンのように前期業績が想定ほど悪化しなかったケースや、中外薬やオービックのようにコロナ禍にもかかわらず業績に安定感のあるケースは素直に好感されているが、株式相場全体を大きく押し上げるまでには至っていない。また、新型コロナを巡る先行き不透明感からオムロンなど業績予想を非開示とする企業が相次いでおり、市場の目線が定まらず、今後の株価が不安定になる可能性も指摘されている。さらに、業績データの信頼感が低下し、システム的な取引が手控えられたことが売買代金低迷の要因かもしれない。

 これらを勘案すると、一昨日の当欄でも指摘したとおり、日経平均の戻りは一服となり、けん引役を欠くなかでもみ合い推移することが見込まれる。ただ、薄商いとなっているだけに、短期的に上下に振らされる場面が出てくる可能性もある。新型コロナの影響下でも底堅い業績が期待できる銘柄を丁寧に選別していく必要があることも改めて述べておく。(小林大純)
《AK》

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