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景気敏感株にも買い広がるなか後場トヨタ決算


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;24367.35;+262.07TOPIX;1662.46;+12.52


[後場の投資戦略]

 米大統領選を巡っては、なお開票が続く接戦のネバダ州をバイデン氏が制すことができれば当選へ大きく近づくことから、「バイデン大統領、ねじれ議会誕生」の線が一段と強まってきたと受け止められているようだ。共和党のトランプ陣営が法廷闘争に持ち込む構えを見せており、なお情勢は流動的な印象も受けるが、「バスに乗り遅れてはいけない」とのムードが醸成されているのだろう。なにせコロナショック後の戻り相場でファンド勢は売り向かい、6月ごろには多くの運用者が敗北を認めざるを得ない状況になってしまった。もちろん主要中央銀行による大規模な金融緩和で空前のカネあまりとなっていることも大きく影響しているだろう。

 前日の当欄で今回のFOMCの重要性を述べたが、パウエル氏は会見で量的緩和を拡充する可能性をも示唆した。メディアでの取り扱いは大統領選の影に隠れがちとなってしまっているが、新型コロナウイルス再拡大や政治の停滞が懸念されるなか、追加緩和への期待が市場心理を支える役割を果たしていると考えられる。

 ただ、個別株の物色動向としては前日と異なる動きも見られ、週末を前にグロース(成長)株に利益確定の売りが出る一方、景気敏感株に買いが入っている。共和党上院のマコネル院内総務が年内にも追加経済対策を承認する必要があるなどと述べたことが手掛かりだろう。日経平均がバブル崩壊後の戻り高値水準まで上昇し、出遅れ銘柄に投資資金が向かいやすい面もあると考えられる。

 こうしたなか、本日は後場の取引が始まってすぐの12時45分にトヨタ自が2021年3月期上期(20年4-9月)決算を発表、同50分から説明会を開催する予定となっている。第1四半期決算では大方の予想に反し黒字を確保し、収益力の強さを印象付けた。ただ、株価はPBR(株価純資産倍率)1倍レベルまで上昇するともみ合いで推移してきた。なお、上期営業利益の市場予想コンセンサスは3000~4000億円程度、通期では1兆2000億円程度(現在の会社計画は5000億円)とみられる。景気敏感株の先行きを占ううえで今回の決算と株価反応にも注目しておきたい。(小林大純)
《AK》

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