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本格化する四半期決算発表に期待感


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28767.43;+135.98TOPIX;1860.46;+3.82


[後場の投資戦略]

 日本でも新型コロナワクチン接種に向けての動きがようやく活発になってきた。それと同時に、東京オリンピック・パラリンピック(東京五輪)の開催可否に関するニュースも増えてきた。今回は今後の株式相場を占う上でも重要なイベントとなる東京五輪を考えてみる。

 東京五輪の聖火リレーは3月25日に福島県をスタートする計画で、それまでに開催か、延期か、中止かを決めるようなスケジュールが何となく取り沙汰されているが、五輪開催が近づいているという高揚感は感じられない。一方、五輪に向けての「カウントダウン時計」はもうひとつ動いている。東京五輪ではない。冬季オリンピック・パラリンピック北京大会(北京五輪)だ。開会式は2022年2月4日。来週には開催まで1年を切る。習近平国家主席は先週、五輪会場となる施設をいくつも視察したようだ。北京五輪を何としても成功させるという強い意欲が伝えられている。

 「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証しとして開催したい」。菅首相が口にする東京五輪への思いだ。もし、東京五輪が中止、あるいは延期となればどうなるか。「新型コロナウイルスに打ち勝った証しとしての五輪」は東京にはできなかったが、北京は見事にやってのけた、ということになるのだろう。こうしたことを考えると、菅首相の五輪に対する強いこだわりや、東京五輪が2年延期ではなく1年延期となった理由も何となくわかるような気がする。

 現在のところ、北京五輪に関するニュースはあまり多くは伝えられていないが、来週「北京五輪まで1年」となった段階では大きく報じられるかもしれない。その時、日本の世論は変化するのか。「何としても東京五輪を成功させたい」との雰囲気に一気に傾くのか、それとも「仕方がない」との諦めの空気が市中に蔓延するのか。世論の変化と株式市場は直接にはリンクしないように考えられがちだが、今回はそうではないかもしれない。その理由も含め、この件の続きは紙面の都合で次の機会に考えてみたい。

 さて、後場の東京株式市場で日経平均はもみ合いとなりそうだ。日経平均が前場は下げた場面では押し目買いも見られたが、一方、目先高値警戒感もなお意識されている。また、今日発表予定の日本電産
6594の20年4-12月期決算内容と、それを受けた株式市場の反応が今後の株価動向を占う試金石になるとして、これを見極めたいとする向きもある。(小山 眞一)
《AK》

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