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先週末の株価下落受け押し目買い優勢


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27905.26;+241.87TOPIX;1823.57;+14.79


[後場の投資戦略]

 株式市場が揺れている。米国での空売り銘柄を巡る取引が株価乱高下の端緒とされているが、背景に、ここまで株高を支えてきた金融財政政策の変化を市場が感じ始めている可能性はないだろうか。もしそうであるならば、問題はより深刻になる。また、金融財政政策と同じく警戒材料となりそうなのが、この問題をきっかけとした株式市場の規制の問題だ。

 バイデン氏の米大統領就任からまだ10日余りだが、今回の株価乱高下は市場が新政権に突き付けた最初の難題のようにも思える。すでに市場の関心は空売り銘柄取引問題そのものから、この騒動をきっかけとした規制の問題に移りつつある。バイデン政権がこの問題にどう対応するのか。新政権が今後、株式市場と向き合う姿勢そのものが問われる可能性もあり、新大統領と市場との会話は当面の市場の関心事になりそうだ。

 少し脱線するが、お許しいただきたい。バイデン米大統領の短縮形名はジョー・バイデン。ジョーと言えば矢吹丈(ジョー)を思い浮かべる年配の方も少なくないと思う。互いに尊敬するライバル力石徹が「おわった。なにもかも」と呟いた後、帰らぬ人となった原因のひとつはジョーが放ったテンプルへの一撃。今回の株価乱高下と規制の問題を考えている時に頭に浮かんだのは、なぜかこのスポーツ漫画「あしたのジョー」の名場面だ。力石徹が株式市場に、そして矢吹ジョーがジョー・バイデン米大統領に重なってくる。これまで市場にかかわってきて幾度か感じた。力強く見える時の株式市場は実は意外にもろいものだ。力石徹のように。ジョー・バイデン米大統領の最初の一手が株式市場のテンプルへの一撃とならなければ良いが。「おわった。なにもかも」。株式市場が呟く場面は想像したくない。

 さて、後場の東京市場で日経平均はもみ合いとなりそうだ。米国株の動向が気になるところだが、ダウ平均先物が朝安の後は概ね底堅い推移となっており、やや安心感となっている。一方、発表がピークを迎えている20年10-12月期決算の内容を見極めたいとする向きが多く、また、上述のように、今後の米国市場の規制などの動きにも注意が必要だとの指摘もあり、方向感が定まりにくい相場展開となりそうだ。なお、今日はローム
6963、京セラ6971、任天堂7974などが20年4-12月期決算を発表する予定。(小山 眞一)
《AK》

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