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今後の方向見極めも個別物色は活発


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;29479.36;-83.57TOPIX;1932.18;+1.36


[後場の投資戦略]

 本日の東京株式市場は朝方こそ買いが先行したものの、日経平均はマイナスに転じて前場を折り返した。10日までの4営業日で1200円超上昇した後だけに、週末を前に利益確定の売りが出やすいところだろう。10日の株価指数先物の売買動向を見ると、シティグループ証券が日経平均先物を売り越す一方、JPモルガン証券が東証株価指数(TOPIX)先物を買い越すなど、海外勢の動向はまちまち。ただ、全体として売買高はやや低調となってきている。また、個人投資家の動向を日経レバETF
1570で探ると、やはり週前半ほどの売買の盛り上がりは見られない。売り持ち高の積み上げは一服したものの、なお高い水準を維持しているようだ。これらを踏まえると、大方の市場参加者は株式相場全体の方向感について「次の材料待ち」というスタンスなのかもしれない。

 ただ、現物株の売買については引き続きまずまず活発だ。本日もここまでの東証1部売買代金は1兆6000億円あまりある。「バリュー(割安)株のリバーサル(株価の反転上昇)」をけん引してきた海運株がここにきて失速してきた印象で、自動車株でもホンダや日産自
7201は決算を受けた買いが続かず反落。半面、圧巻の決算だったトヨタ自は大幅続伸し、半導体関連株も政策の追い風期待から強い値動きだ。前引け時点の東証1部の値上がり銘柄、値下がり銘柄は同数で、TOPIXは小幅ながら5日続伸となっている。

 決算内容や株価位置・バリュエーションなどから銘柄選別色が強まってくるだろうが、投資家の「株買い」意欲は依然として根強いとみていいだろう。

 また、10日はマザーズ指数が2.02%の上昇と強い動きを見せていた。マザーズ売買代金も2000億円台乗せ。決算発表一巡が物色のトレンド転換につながるケースは多いため、マザーズ指数が1月の戻り高値(1309.17pt、1月25日取引時間中)を上抜けてくるか注目したい。本日はといえば、BASE
4477やAIinside4488が決算を受けて大幅に下落。一方でメルカリ4385やフリー4478が強く、前引けのマザーズ指数は小幅に上昇している。主役を入れ替えつつ新興株の循環物色が続くかが焦点となりそうだ。(小林大純)
《AK》

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