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新年度はひとまず値がさ株をけん引役に好発進


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;29513.59;+334.79TOPIX;1966.09;+12.09


[後場の投資戦略]

 名実ともに新年度相場入りした本日の日経平均は、値がさ株をけん引役に堅調な展開となっている。ソフトバンクG、東エレク、ファナック
6954の3銘柄で日経平均を約176円押し上げている。とはいえ、それ以外の売買代金上位の主力株も全般に堅調な印象で、前引け時点で日経平均が+1.15%だったのに対し、東証株価指数(TOPIX)も+0.62%となっている。バイデン米政権の積極的な財政政策を背景に米経済の先行きへの期待は根強く、日本でも日銀が今朝がた発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)で景況感の改善が確認され、さすがに売り一辺倒とはなりにくいだろう。半導体業界に見られるような再編観測、それに第一生命HDの自社株買いなど株主還元策もポジティブな印象だ。

 しかし、米国では政府債務の増大、法人増税などへの懸念もあり、景気回復期待と綱引きする格好で前日の米国株はまちまちとなった。バイデン米大統領は連邦法人税率を21%から28%に引き上げることを提案した。また、前日の先物手口を見るとBofA証券のTOPIX先物売り越しが継続しており、東京市場でも株式需給が期待どおり好転していくかなお見極める必要があるだろう。日経平均の日足チャートを見ると、本日は3月29日の取引時間中に付けた高値(29578.37円)を若干上回る場面があったものの、まだ足元のもち合いレンジを明確に抜き出た感はない。

 また、新興市場ではマザーズ指数が+2.34%で前場を折り返している。前日はマザーズ売買代金が1378億円と低迷するなかで続伸しており、目先の売りが一服したとの見方はできそうだ。ただ、主力株が当面上値の重い展開になることを見越し、新興株に個人投資家の物色が向き始めたのかもしれない。初値後の下落がきつかった直近IPO(新規株式公開)銘柄の一角も反発しており、個人投資家の資金回転が改善してくるか注目したい。(小林大純)
《AK》

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