December 3, 2018 / 12:02 AM / 12 days ago

一先ず米中貿易摩擦の激化は回避


*08:55JST 一先ず米中貿易摩擦の激化は回避
 3日の日本株市場は、堅調な相場展開が見込まれる。注目されていた米中首脳会談については、米国が中国への追加関税を90日間猶予すると決めた。90日以内に合意できなければ、米国は2千億ドル分の中国製品の関税率を10%から25%に引き上げる。関税撤廃など完全解決には至らないが、一先ず交渉決裂による貿易戦争の激化は回避した格好となった。ある程度想定されていた結果ではあるが、市場は落ち着きをみせてこよう。

 また、11月30日の米国市場ではNYダウが199ドル高と反発し、終値ベースで11月9日以来の25500ドルを回復している。セクター別では、半導体・半導体製造装置が上昇しており、これも安心感につながりそうだ。円相場は1ドル113円70銭台と、やや円安に推移している。もっとも、日本主導での上昇は期待しづらく、買い一巡後はグローベックスの米株先物や中国・上海市場の動向を睨みながらの相場展開になりそうだ。これらが強い反応をみせてくることになれば、日本株市場についても一段高が期待されることになろう。

 また、今週の米国ではISM製造業景況指数やADP雇用報告、雇用統計といった重要な経済指標の発表が予定されている。指標内容によっては利上げ観測につながる可能性はあるものの、12月18-19日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での25ベーシスの利上げは織り込まれており、一方で、来年の利上げ回数予測の引き下げに動く可能性があるため、良好な指標内容はストレートに好感されよう。不安定な値動きが続いている原油相場については、6日に石油輸出国機構(OPEC)総会が予定されており、協調減産で価格安定が期待されている。また、国内需給面では、中間配当の再投資が今週いっぱいは続くため、下支え要因になりそうだ。

 とはいえ、来週には先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えているため、大きくポジションを取りに行く動きは考えづらいところ。メジャーSQ通過後は一気にクリスマスムードとなり、海外機関投資家の売買は見込めないだろう。そのため、ここにきてボトムからの出直り基調にあるマザーズ銘柄など、中小型株への物色が強まることが考えられる。ソフトバンク9434の仮条件(1500円)が決定し、換金売り等も意識されそうだが、大きく調整をみせていた直近IPO銘柄や材料性のある中小型株には、年末高を意識した資金が流入しやすいだろう。
《AK》

当コンテンツはFISCOから情報の提供を受けています。掲載情報の著作権は情報提供元に帰属します。記事の無断転載を禁じます。当コンテンツにおけるニュース、取引価格、データなどの情報はあくまでも利用者の個人使用のために提供されているものであって、商用目的のために提供されているものではありません。当コンテンツは、投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、また当コンテンツを取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。当コンテンツは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる勧告もしません。当コンテンツの使用は、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではありません。提供されたいかなる見解又は意見はFISCOの見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。情報内容には万全を期しておりますが、保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。

【FISCO】

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below