March 31, 2019 / 11:36 PM / 3 months ago

短観悪化で政策期待高まる


*08:30JST 短観悪化で政策期待高まる
 1日の日本株市場は下値不安が強いものの、底堅い相場展開が意識されそうだ。3月29日の米国市場では、NYダウが211ドル高となった。ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表やムニューシン米財務長官らが米中協議を終了し、週明けの交渉継続を明らかとし、協議進展への期待から買いが先行した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円高の21260円。円相場は1ドル110円90銭台とやや円安に振れて推移している。

 また、英議会下院は29日、欧州連合(EU)離脱案のうち離脱条件を定めた「離脱協定案」だけを切り離して採決し、反対多数で否決した。4月12日に合意なき離脱となる可能性が高まったが、離脱案の否決については想定されていたこともあってか、週末の欧州市場は上昇している。

 その他、中国国家統計局が31日発表した3月の製造業PMIは50.5となり、2018年10月以来5カ月ぶりに節目の50を上回った。旧正月の特殊要因のほか、中国政府の景気対策が効き始めた可能性があるとの見方から、こちらもやや安心感につながりそうだ。これらの要因を背景に底堅い相場展開が期待されそうだ。

 また、日銀の全国企業短期経済観測調査(短観)が発表される。米中貿易摩擦や中国経済の減速などを背景に、大企業製造業の業況判断DIが2四半期ぶりに悪化するとみられている。リセッション(景気後退)の前兆とされてきた米国の長短金利の逆転(イールドカーブの逆転)に対する警戒感が根強いなかで、日銀の対応が注目されやすいところであり、政策期待が高まりやすい。

 なお、きょう新元号が発表される。一部報道によると、発表は11時30分と伝えられている。前引け後の発表となるため、発表後は新元号に関連する銘柄を探る流れとなり、関連銘柄へは短期筋の値幅取り狙いの資金が向かいやすい。一過性ではあろうが、関連銘柄はメディアで報道されやすく、知名度が高まることよって意外と物色は長期化しやすいだろう。そのほか、新年度入り以降は様々な法制度などの変更もあり、日経平均は不安定な中でも、個人主体の短期資金がそれぞれのテーマ株等に向かいやすいだろう。
《AK》

当コンテンツはFISCOから情報の提供を受けています。掲載情報の著作権は情報提供元に帰属します。記事の無断転載を禁じます。当コンテンツにおけるニュース、取引価格、データなどの情報はあくまでも利用者の個人使用のために提供されているものであって、商用目的のために提供されているものではありません。当コンテンツは、投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、また当コンテンツを取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。当コンテンツは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる勧告もしません。当コンテンツの使用は、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではありません。提供されたいかなる見解又は意見はFISCOの見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。情報内容には万全を期しておりますが、保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。

【FISCO】

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below