March 15, 2020 / 11:51 PM / in 20 days

本気になった米国の対応を評価、日銀の動向に注目


*08:44JST 本気になった米国の対応を評価、日銀の動向に注目
 16日の日本株市場は、ギャップアップからの強含みの相場展開になりそうだ。13日の米国市場は、NYダウが1985ドル高と大幅に反発した。新型コロナウイルスの感染拡大が広がる中、トランプ大統領は最大500億ドル(約5兆円)の財政出動を可能にする国家非常事態を宣言した。主要国政府や中央銀行の新型コロナ対策が本格的に始動するとの期待がリスク回避姿勢を和らげた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比1140円高の17930円。円相場は1ドル106円50銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、ギャップアップスタートとなろう。さらに、米連邦準備制度理事会(FRB)は3日に続いて再び臨時の会合を開き、政策金利を一気に1%引き下げ、事実上のゼロ金利政策に踏み切ることを決定。景気回復局面に入った2015年12月に解除して以来、4年3カ月ぶりの導入となる。

 国家非常事態を宣言し、その後の早い米国の対応をポジティブに評価する流れが強まりそうである。新型コロナウイルスの感染拡大は世界的な脅威となっているほか、国内では東京五輪開催も危ぶまれているなど、センチメントは明るくなりづらいところであろう。

 しかし、本気になった米国の対応は早く、金融市場の正常化に向けた流れが期待される。また、今週予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に事実上のゼロ金利政策に踏み切ることを決定した早い動きにより、日銀の金融政策決定会合に市場の関心が集まることになるだろう。

 日銀の金融政策決定会合では、足元でETFの買い入れ金額が膨らんでいることもあり、買い入れ枠の増加が期待される。新型コロナウイルスの感染拡大を封じ込める訳ではないとはいえ、混乱する金融市場の安定化に向けた日米金融政策の判断は重要となる。それ故に米国に続く日本の対応が注目されることになる。
《AK》

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