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ハイテク株の一角が指数をけん引する格好


*08:50JST ハイテク株の一角が指数をけん引する格好
 23日の日本株市場は、買い先行で始まろう。22日の米国市場では、NYダウが153ドル高と上昇。新型コロナ感染第2波への懸念が燻ぶり下落して寄り付いたものの、全米各地で経済活動の再開が進んでいることやトランプ大統領が第2弾の直接的現金供給も支持する考えを示すと大きく上昇に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比230円高の22550円。円相場は1ドル106円80銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買いが先行する格好となり、直近のもち合いレンジの上限レベルでの攻防になろう。米国ではハイテク株主導での上昇となっており、ナスダックの強さが目立っている。そのため指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が指数をけん引する格好になりそうだ。

 また、米アップルは、初のオンライン開催となった今年の世界開発者会議(WWDC)で、ソフトウエア全般で多岐にわたる新たな試みを披露したと伝えられている。腕時計型端末「ウオッチ」や「アップルTV」、MacのOSについても、更新する計画をしているようであり、ハイテクセクターへの手掛かり材料になりそうである。

 もっとも、昨日の東証1部の出来高は10億株を下回り、売買代金は2兆円を下回る薄商いが気掛かりである。短期的なトレードが中心になりやすく、買い一巡後の利益確定の動きも早まる可能性がある。売り方についても短期的な売り仕掛けにとどまり、早めのショートカバーに向かわざるを得ないだろう。経済活動再開による景気回復期待が高まるものの、新型コロナウイルス感染症の治療薬開発等、根本的な封じ込めに至るまでは、ポジションを大きく傾けづらいところでもある。

 そのため、個人主体の資金は短期的な値幅取り妙味のある新興市場の中小型株にシフトしやすい需給状況であろう。ただし、明日からIPOが再開することもあり、これに備えた換金売りの流れには注視しておきたいところ。メイン銘柄が利食いに押される局面となると、他の銘柄へも利食いの流れが一気に広がりやすい。
《AK》

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