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日経平均は28000円での攻防、決算を手掛かりとした個別対応に


*08:23JST 日経平均は28000円での攻防、決算を手掛かりとした個別対応に
 16日の日本株市場は、軟調な相場展開が見込まれる。15日の米国市場ではNYダウが53ドル高と上昇するものの、ナスダックは冴えない展開となるなど、まちまちの展開。売り先行で始まったが、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が上院銀行委員会の証言で、緩和縮小の条件達成は程遠いとの見解を繰り返すとNYダウは上昇に転じている。しかし、ハイテク株へは利益確定の動きが継続しており、ナスダックの重荷となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比130円安の28090円。円相場は1ドル109円80銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から売り先行で始まることになり、日経平均は28000円を挟んでの攻防になりそうである。昨日は台湾セミコンダクター(TSMC)の決算を警戒するなかで断続的な売りに押されており、織り込んでいる状態ではある。しかし、TSMCは5%を超える下落となり、エヌビディアなど他の半導体株にも売りが波及し、SOX指数は下落していることから、改めて嫌気売りに押される格好に。そのため、指数インパクトの大きい値がさハイテク株へ売りが広がる展開が警戒されそうだ。

 また、ファーストリテ
9983は第3四半期とあわせて、通期業績予想の下方修正を発表しているため、同社においても売り仕掛け的な商いが入りやすく、日経平均を下押す格好になりそうだ。さらに、エーザイ4523についても、バイオジェンが7%近く下落している影響は避けられないだろう。そのため、指数インパクトの大きい値がさ株がそれぞれ売られやすい状況のため、日経225型への売りにも繋がる可能性がある。

 また、先物市場ではクレディスイスから日経225先物、TOPIX先物にそれぞれショートの動きが目立ってきており、昨日については前日から売り越し枚数が大幅に増えている。東証1部の売買高は連日で10億株を下回る薄商いのなか、先物主導のショートの動きが下へのバイアスを強めてくる展開も警戒されやすいところだろう。そのため、売り一巡後は28000円辺りでの強弱感が対立しやすいだろうが、戻りの鈍さが嫌気される局面においては、ショートの積み増しには警戒しておきたい。

 物色の流れとしてはインデックスの影響を受けやすい銘柄は避けられ、決算などを手掛りとした個別銘柄での短期的な値幅取り狙いの商いが中心になりやすいところ。昨日の大引け後の決算では、Bエンジニア
7352、DDHD3073、ウォンテッドリ3991、エヌリンクス6578、きずなHD7086、グッドパッチ7351辺りに個人主体の資金が向かいやすいだろう。
《AK》

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