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ハイレックス、ティーライフ、アインHDなど


8917  ファースト住建  1225  -69大幅続落。先週末に上半期決算を発表、営業利益は14.7億円で前年同期比27.2%増となり、ほぼ従来計画14.5億円並みの着地となった。通期予想は31億円、前期比17.2%増を据え置いた。四半期ベースでの増益率は、第1四半期の前年同期比50.7%増に対して、2-4月期は同12.6%増にとどまっており、順調決算も材料出尽くしと受けとめられた。木材の価格高騰や調達難に対する懸念なども拭えないもよう。

7279  ハイレックス  1778  -175大幅反落。先週末に上半期決算を発表、営業利益は34.9億円で前年同期比2.7倍となり、従来計画の26億円を上回った。一方、通期予想は従来の63億円から56億円に下方修正した。半導体不足の影響による自動車メーカーの減産の影響、米子会社での労務費・固定費増加などが下振れの背景に。5億円を上限とする自社株買い実施の発表も行ったが、想定外の下方修正をネガティブ視する動きが優勢に。

3172  ティーライフ  1435  -139大幅反落。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は6.9億円で前年同期比倍増となり、通期計画の7億円、前期比41.1%増をほぼ達成する状況となっている。ただ、上半期までの高い進捗率から業績上振れ期待は相当程度反映されているものとみられる。また、先週末は決算前に大きく上昇していることもあって、短期的な出尽くし感が先行する形になっているようだ。

1979  大気社  3400  +195大幅反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も3000円から3800円に引き上げている。塗装・環境システムともに事業環境が想定以上に堅調であり、今後3年間の営業利益平均成長率は9.9%を予想、株価は今後の利益拡大を十分織り込んでいないとしている。次期中計でさらなる株主還元方針変更があるかにも注目としている。

5411  JFE  1340  -104大幅反落。ゴールドマン・サックス証券では投資判断を「買い」から「中立」に、目標株価も2050円から1600円に引き下げた。中国政府による商品価格統制の強化、鉄鉱石価格の高止まり、原料炭価格の上昇などを受け、東アジアの鋼材スプレッドは直近のピークから100ドル以上縮小、アジア鋼材市況/マージンの拡大局面に減速感がみられることを要因としている。鉄鋼大手4社の今期以降の業績予想を下方修正した。

9107  川崎船  3255  +170大幅続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も3400円から5600円に引き上げている。コンテナ統合会社「ONE」の想定以上の好調、不定期専用船事業の見通し引き上げなどにより、海運大手3社の業績予想を上方修正。なかでも、同社はPERやPBR水準などに割安感が強いと判断。21年度には年間150円の復配も予想しているようだ。

9627  アインHD  7000  +540大幅反発。先週末に21年4月期決算を発表、営業利益は109億円で前期比32.0%減益、5月27日の修正水準での着地となっているが、2-4月期営業利益は2ケタ増と急回復に転じている。一方、22年4月期は150億円で同37.2%増益の見通しとしている。コロナ禍からの回復や新規出店効果などが背景。ガイダンスはほぼコンセンサス水準であるが、現状下での積極的な出店政策などをポジティブ視する動きが優勢に。

9678  カナモト  2669  -87大幅反落。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は81.2億円で前年同期比12.1%減益、従来計画の81億円はやや上回る着地に。ただ、第1四半期の同6.7%減から減益率は拡大している。売上高は堅調推移も、人財投資の増加や中古建機販売の抑制などが収益伸び悩みの要因に。通期計画150億円、前期比5.3%増は据え置いている。大きなサプライズは限定的だが、上振れ期待などはやや低下する形のようだ。

1873  日本ハウスHD  340  -9大幅反落。先週末に上半期の決算を発表、営業損益は7.2億円の赤字で前年同期比1.6億円の損益改善となっている。3日に上方修正を発表したことで先週末の株価は上昇しており、通期予想や配当計画を据え置いていることから、当面の材料出尽くし感が優勢になっている。受注高は計画線の推移であるほか、完成工事高の増加が当初予想から前倒し傾向にあるようだ。

2929  ファーマF  2800  -92大幅続落。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業損益は26.3億円の黒字となり、通期予想の20.9億円を上回った。前年同期は2.6億円の赤字であった。育毛剤および化粧品の販売拡大が業績を牽引。通期予想の大幅な上振れも意識される状況に。ただ、四半期ベースでは第2四半期から収益は急回復に転じるなどモメンタム好転は想定線。成長期待から株価の割高感も高く、目先の出尽くし感も強まる展開に。
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