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NYの視点:【11/1IMM】円買い持ち減、来週の注目は米大統領選挙、BREXIT協議、米JOLTなど
2016年11月5日 / 01:17 / 1年後

NYの視点:【11/1IMM】円買い持ち減、来週の注目は米大統領選挙、BREXIT協議、米JOLTなど


*10:12JST NYの視点:【11/1IMM】円買い持ち減、来週の注目は米大統領選挙、BREXIT協議、米JOLTなど

シカゴIMMの短期投機家・投資家による円の買い持ち高は前週から小幅減少した。

来週は、米国大統領選挙に焦点が集まる。大統領選挙後は景気見通しリスクが払拭し、徐々に焦点は米国の利上げに移行していく可能性が強い。また、英国の欧州連合(EU)離脱に関して、英高等法院は3日、「手続きを開始するリスボン条約第50条を政府が発動するには議会承認が必要だ」との判断を示したが、来週はジェラミー・ライト法務長官が庶民院で声明を発表。協議に注目が集まる。

米国の大統領選挙では接戦が予想される。両陣営とも延長戦も覚悟しているようだ。米連邦捜査局(FBI)が民主党候補ヒラリー・クリントン氏が国務長官時代に私的な電子メールを使っていた問題をめぐる調査を再開したことから、ヒラリー氏のトランプ氏に対するリードの差が縮まった。ただ、専門家は、ほとんどの女性票を獲得しヒラリー氏が逃げ切ると見ている。世論調査でも、ヒラリー氏は小幅リードを取り返した。オバマ政権の政策を引き継ぐと見られているヒラリー氏の勝利は市場の安定につながる。政治家ではないトランプ氏が勝利した場合は、不透明感からいったん金融市場がくずれる可能性もある。しかし、景気見通しにおける大統領選挙という不透明感が払拭することから、いずれ金融市場は上昇に転じると見る。

引き続き12月の利上げの可能性を探る展開が続くが、米労働省が発表した10月雇用統計は利上げの根拠をさらに強める結果となった。失業率は5%から4.9%へ低下。非農業部門雇用者数は前月比+16.1万人と、予想の+17.3万人を小幅下回ったが、8月分は16.7万人から17.6万人へ、9月分は+15.6万人から+19.1万人へ、2ヶ月間で4.4万人上方修正された。年初来の平均も18万人。フィッシャー米FRB副議長は「各月12.5万人—17.5万人の雇用の増加は失業率を引き下げる」と言及している。

また、最もFOMCが懸念していた平均時給も前月比+0.4%と7月来で最大の伸びとなったほか、前年比では+2.8%と2009年6月来で最大の伸びを記録。不完全雇用率(U6)も9.5%と、9.7%から低下し2008年4月来の低水準となった。一方、労働参加率は62.9%から62.8%へ低下。イエレンFRB議長が好んで指標しているJOLT求人で、労働市場のたるみ具合をさらに探っていく。


■イエレンFRB議長の雇用たるみダッシュボード(最新)

◎危機前に比べ状態が改善 ← 危機前の水準と比較
8月解雇率(Layoffs/discharges rate):1.1%(7月1.1%)←1.4%(下回る)
10月失業率(Unemploynent rate):4.9%(9月5.0%)←5%
8月求人率(Job openings rate):3.6%(7月3.9%)←3%(上回る)
8月退職率(Quits rate):2.1%(6月2.1%)←2.1%

◎状態が危機前より依然悪い
10月広義の失業率(U-6):9.5%(9月9.7%)←8.8%(上回る)
10月長期失業率:40.1%(9月39.4%)←19.1%(上回る)
10月労働参加率:62.8%(9月62.9%)←66.1%(下回る)
8月採用率(Hires rate):3.6%(7月3.6%)←3.8%(下回る)
10月雇用者数(Nonfirm payrolls):+16.1万人(9月+19.1万人)←+16.18万人(下回る)


■来週の主なイベント

●米国
7日:10月労働市場情勢指数(9月‐2.2)
8日:大統領選挙、9月JOLT求人(予想546.9万、8月544.3万)
8日:エバンス米シカゴ連銀総裁
9日:カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀
10日:ブラード米セントルイス連銀総裁
11日:フィッシャー米FRB副議長

●英国
7日:英国の欧州連合(EU)離脱について、英高等法院は3日、離脱手続きを開始する。リスボン条約第50条を政府が発動するには、議会承認が必要だと判断を示した。ジェラミーライト法務長官が庶民院で、声明を発表。

●ユーロ圏
7日:財務相会合、ギリシャの第2次支援に見直し

●地政学的リスク
ウクライナ紛争
ガザ紛争
イラク、イスラム過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」
シリア
イエメン
トルコ


【IMM】

*円
ネット・円買い持ち:+43,160(11/1)←円買い持ち:+44,595(10/25)(直近ネット円買い持ち最高水準:08年3/25+65,920、04年2/6+64499)(過去最高ネット円売り持ち高:07年6/26-188,077)

*ユーロ
ネット・ユーロ売り持ち:- 137,385(11/1)←ユーロ売り持ち:- 123,856(10/25)(07年5/15:+119,538過去最高買い持ち高、10年2/9-57,152過去最高の売り持ち高)

*ポンド
ネット・ポンド売り持ち:- 82,961(11/1)←ポンド売り持ち:- 83,962(10/25)(07年7/22:直近ネット買い持ち高最高水準+98,366)

*スイスフラン
ネット・スイスフラン売り持ち:- 19,970(11/1)←スイスフラン売り持ち:-18,700(10/25)(過去最高スイスフランネット売り持ち高:07年6/19:-79,331)

*加ドル
ネット・加ドル売り持ち:- 15,960(11/1)←加ドル売り持ち:- 13,324(10/25)(直近ネット買い持ち高最高水準:07年10/12+83001)

*豪ドル
ネット・豪ドル買い持ち: +40867(10/25)←豪ドル買い持ち:+31923(10/25)


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