Reuters logo
【中国】本土・香港間の債券相互取引スタート、元建て債に8000億米ドル流入へ
2017年7月9日 / 13:55 / 4ヶ月後

【中国】本土・香港間の債券相互取引スタート、元建て債に8000億米ドル流入へ


*22:51JST 【中国】本土・香港間の債券相互取引スタート、元建て債に8000億米ドル流入へ
中国人民銀行(中央銀行)と香港金融管理局(HKMA)は2日、本土・香港間の債券相互取引スキーム「債券通」を3日付で解禁すると発表した。まずは、海外の機関投資家に対し、香港から本土債券への投資を認める「北上ルート」の投資を認める。1日当たりの売買上限は設定しない。一方、本土から香港債券に投資する「南下ルート」に関しては将来的に実施する方針で、具体的なスタートの日程は明らかにしていない。

人民銀とHKMAは5月16日、「債券通」の解禁方針を正式に発表。6月末の時点で、「早ければ7月3日スタート」との観測が流れていた。7月1日は香港返還20周年に当たるため、「中国から香港への“プレゼント”のひとつ」などと報じられている。

銀行関係者の間では、「債券通」のスタートによって香港の「国際金融センター」としての地位がさらに高まると歓迎ムードが広がっている状況だ。また、中国の債券が国際的な指数に組み入れられるのを後押しし、債券市場の国際化にもつながると指摘されている。ドイツ銀行のアナリストは、今後5年間で人民元建て債券市場に8000億米ドル(約89兆円)の資金が流入すると試算。うち6割の買い手は各国の中央銀行や政府系ファンド(SWF)で、残り4割が機関投資家と予測している。

本土債券市場の規模は65兆人民元(約1060兆円)近くに達し、米国、日本に次ぐ世界3位の規模を誇るが、海外投資家の参加比率は依然として低い。今年3月の時点で、海外の金融機関が保有するオンショア人民元建て債券の規模は8301億人民元と、市場全体のわずか1.2%にとどまっている。

本土と香港は現在、証券市場の相互接続を拡大中。中国資本市場の国際化を進めると同時に、それぞれの市場に新たな投資家を呼び込む狙いがある。2014年11月に上海・香港間の株式相互取引が解禁された後、16年12月には深セン・香港間の株式相互取引もスタート。このほか、新規株式公開(IPO)の相互接続「新股通」が計画されている。

【亜州IR】


《CS》

当コンテンツはFISCOから情報の提供を受けています。掲載情報の著作権は情報提供元に帰属します。記事の無断転載を禁じます。当コンテンツにおけるニュース、取引価格、データなどの情報はあくまでも利用者の個人使用のために提供されているものであって、商用目的のために提供されているものではありません。当コンテンツは、投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、また当コンテンツを取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。当コンテンツは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる勧告もしません。当コンテンツの使用は、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではありません。提供されたいかなる見解又は意見はFISCOの見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。情報内容には万全を期しておりますが、保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。

【FISCO】

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below