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NYの視点:円売り持ち減、今週の注目:Brexit協議再開、トランプ大統領アジア歴訪、ロシア疑惑
2017年11月5日 / 22:56 / 15日後

NYの視点:円売り持ち減、今週の注目:Brexit協議再開、トランプ大統領アジア歴訪、ロシア疑惑


*07:51JST NYの視点:円売り持ち減、今週の注目:Brexit協議再開、トランプ大統領アジア歴訪、ロシア疑惑
短期投機家・投資家の円の売り持ち高は前々週から増加した。ユーロの買い持ちは前々週からさらに減少。市場のユーロの買い持ち高が10年ぶり高水準に膨れ上がっている中、ユーロの上昇余地は限られると見る。

今週は、英国の欧州連合(EU)離脱協議が再開する。また、トランプ大統領のアジア歴訪で北朝鮮に加え、貿易問題が焦点となる可能性がある。保護主義貿易に再び焦点が集まると、ドル売り、円買いの動きが再燃するリスクもある。ムラー特別検察官が指揮をとっている2016年米大統領選への介入をめぐるロシア疑惑に関する捜査がリスクとしてくすぶる。

米国10月の雇用統計は予想を下回ったものの、12月の追加利上げの決定を覆すものではないとの見方。JOLT求人指数の9月分で、労働市場のスラックの状況をさらに見極めていく。同指数はイエレンFRB議長が特に注視している。

米労働省が発表した10月雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比+26.1万人と、伸びは予想の+31.3万人を下回ったが、昨年7月以降で最大となった。8月分は3.3万人減から1.8万人増へ、9月分は16.9万人から20.8万人へそれぞれ上方修正された。失業率は4.2%から予想外に4.1%へ低下。2000年12月以降ほぼ17年ぶり低水準となった。不完全雇用率(U6)は9月の8.3%から7.9%へ低下。2006年12月以降11年ぶり低水準に改善した。

一方で、平均時給は前月比横ばい、前年比+2.4%と、8月から予想以上に低下した。労働参加率も62.7%と、63.1%から予想外に低下。労働市場のスラックが依然存続している証拠となった。ただ、賃金の鈍化は、前月分がハリケーンの影響で平均以上に伸びた反動と見られており、12月の追加利上げを見送る理由にはならないと見る。

トランプ米大統領が次期連邦準備制度理事会(FRB)議長として指名したパウエルFRB理事氏は、金融政策で現行の緩やかな利上げやバランスシートの縮小という軌道を維持すると見られている。また、規制緩和を支持していることから、金融を押し上げると期待されている。2018年2月にイエレンFRB議長の任期満了後、議長に就任する。年末にかけては、リスク選好の動きにさらに拍車がかかる可能性がある。

■今週の主な注目イベント

●米国
5日−:トランプ米大統領アジア歴訪
6日:ダドリーNY連銀総裁講演
7日:クウォーレルFRB理事講演、イエレンFRB議長表彰式、9月JOLT求人(8月608.2万件)
10日:トランプ米大統領、ベトナムで開催されるAPECに参加

●欧州
6日:ユーロ圏財務相会合
9日:欧州連合(EU)の英国離脱協議交渉担当のバルニエ氏、英国のデービスEU離脱担当相が協議を再開

●地政学的リスク
北朝鮮
イラン
ガザ紛争
イラク、イスラム過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」
シリア
イエメン
トルコ


*円
ネット・円売り持ち:- 118,869(10/31)←円売り持ち:- 116,857(10/24)(直近ネット円買い持ち最高水準:08年3/25+65,920、04年2/6+64499)(過去最高ネット円売り持ち高:07年6/26-188,077)

*ユーロ
ネット・ユーロ買い持ち:+72,097(10/31)←ユーロ買い持ち:+83,504(10/24)
(07年5/15:+119,538過去最高買い持ち高、10年2/9-57,152過去最高の売り持ち高)

*ポンド
ネット・ポンド買い持ち:+1,245(10/31)←ポンド売り持ち:−1,485(10/24)
(07年7/22:直近ネット買い持ち高最高水準+98,366)

*スイスフラン
ネット・スイスフラン売り持ち:-20,671(10/31)←スイスフラン売り持ち:-11,597(10/24)(過去最高スイスフランネット売り持ち高:07年6/19:-79,331)

*加ドル
ネット・加ドル買い持ち:+57,839(10/31)←加ドル買い持ち:+72,332(10/24)
(直近ネット買い持ち高最高水準:07年10/12+83001)

*豪ドル
ネット・豪ドル買い持ち:+51,608(10/31)←豪ドル買い持ち:+57,250(10/24)




《CS》

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