June 21, 2018 / 10:47 PM / 5 months ago

NYの視点:米景気の過熱感が和らぐ兆候


*07:40JST NYの視点:米景気の過熱感が和らぐ兆候
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は欧州中央銀行(ECB)のフォーラムで、米国経済の好調な伸びを強調し、「緩やかな利上げ継続の根拠が強い」との見解を示した。一方、一部の指標で、米国経済がピークをつけた兆候も見られる。米国のコンファレンスボードが発表した5月景気先行指数は前月比+0.2%となった。伸びは4月の+0.4%から予想外に鈍化、昨年9月来で最低となった。

今年に入り、住宅の伸びも冴えない。全米不動産協会(NAR)が発表した5月中古住宅販売件数は前月比‐0.4%の543万戸と、4月545万戸から予想外に減少し、1月来で最小となった。米連邦住宅金融局(FHFA)が発表した4月FHFA住宅価格指数は前月比+0.1%。伸びは拡大予想に反して、3月+0.2%から鈍化。2015年1月以降ほぼ3年ぶり低水準にとどまった。

また、6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は19.9と、5月34.4から低下し、2016年11月以来で最低となった。主要項目である新規受注は17.9と、5月の40.6から22.7ポイント低下。前回のリセッションの真っただ中2008年10月以来の大幅な低下となった。同時に、5月分は4月から22.2ポイント上昇し、1973年1月来の大幅な上昇を記録しており、その反動とも考えられている。結果、フィラデルフィア地区の製造業の伸びは順調だとの見方が強い。継続不可能なペースで拡大しているわけでもなく、貿易問題を受けて、大幅に落ち込んでいるわけでもないと、むしろ、過熱感が和らいだと、好感されているようだ。結局、FOMCの段階的な利上げ軌道が依然、正当化される。

■6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数

◎景況指数:19.9(5月34.4、6カ月平均24.6)
仕入れ価格:51.8(52.6、46.9)
販売価格:33.2(36.4、29.2)
新規受注:17.9(40.6、24.5)
出荷:28.7(25.8、26.1)
受注残:−2.7(15.3、8.9)
入荷遅滞:9.6(18.5、12.2)
在庫水準:30.4(30.2、25.9)
週平均就業時間:24.2(34.4、20.6)

◎6カ月先予想
景況指数:34.8(38.7、40.9)



《CS》

当コンテンツはFISCOから情報の提供を受けています。掲載情報の著作権は情報提供元に帰属します。記事の無断転載を禁じます。当コンテンツにおけるニュース、取引価格、データなどの情報はあくまでも利用者の個人使用のために提供されているものであって、商用目的のために提供されているものではありません。当コンテンツは、投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、また当コンテンツを取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。当コンテンツは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる勧告もしません。当コンテンツの使用は、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではありません。提供されたいかなる見解又は意見はFISCOの見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。情報内容には万全を期しておりますが、保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。

【FISCO】

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below