October 30, 2019 / 10:44 PM / 12 days ago

NYの視点:FOMCはハト派姿勢維持も一段と中立へ、次回金利据え置きも示唆


*07:39JST NYの視点:FOMCはハト派姿勢維持も一段と中立へ、次回金利据え置きも示唆
米連邦準備制度理事会(FRB)は29日から30日にかけて連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、市場の予想通り政策金利であるFF金利誘導目標を0.25%ポイント引き下げ1.5%−1.75%に決定した。

声明では、
1.6月から維持している「持続的な成長を維持するために適切な行動をとる」との文言が削除され、「不透明性が存続、適切な金利の軌道を判断していく」と、次回の利下げ明言を避けた。

また、パウエルFRB議長は会見で、「現行の金融政策は適切である可能性が強い」と、次回会合で政策金利を据え置く可能性も示唆した。

2.反対票は3票から2票に減った。
前回会合で50ベーシスポイントの利下げを主張し決定に反対したブラード・セントルイス連銀総裁は今回の25ベーシスポイントの利下げ決定を支持。ジョージ米カンザスシティー地区連銀総裁と、ローゼングレン・ボストン連銀総裁は前回に続き、金利据え置きを主張し利下げに反対。

3.金融政策バランスではハト派色を弱めたが、次回の行動は利上げではなく、利下げに依然傾斜している。

パウエルFRB議長は会見で、「現在、利上げは検討していない。利上げには著しいインフレの上昇が条件になる」と言及。インフレは金融緩和が奏功しいずれ2%に上昇すると見ているが、現行で「インフレ圧力は依然抑制されている」「目標である2%以下で推移が続いている」と判断。また、「貿易や世界経済が依然リスクになる」と指摘した。

声明の変更に関して、パウエル議長は米中貿易交渉で「第1段階」の部分合意の署名が近いことや、英国の合意ない利下げの可能性が後退したため、前回の会合に比べて、リスクが低下したことを理由に挙げた。

景気動向により利下げの可能性はあるものの、利上げの可能性は一段と後退。政策バランスとしては利下げ確率は低下したものの、景気が一段と悪化した場合、追加利下げを実施する可能性は依然高い。


《CS》

当コンテンツはFISCOから情報の提供を受けています。掲載情報の著作権は情報提供元に帰属します。記事の無断転載を禁じます。当コンテンツにおけるニュース、取引価格、データなどの情報はあくまでも利用者の個人使用のために提供されているものであって、商用目的のために提供されているものではありません。当コンテンツは、投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、また当コンテンツを取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。当コンテンツは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる勧告もしません。当コンテンツの使用は、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではありません。提供されたいかなる見解又は意見はFISCOの見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。情報内容には万全を期しておりますが、保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。

【FISCO】

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below