for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

格下げに遅行してデフォルト率も上昇へ【フィスコ世界経済・金融シナリオ分析会議】


*09:45JST 格下げに遅行してデフォルト率も上昇へ【フィスコ世界経済・金融シナリオ分析会議】
コロナショックを受けて社債やソブリン債の格下げが続出したが、足元では格下げの動きは一服しつつあるようだ。それにやや遅行する形でデフォルト率が上昇し始めている。

S&Pによると、世界の社債デフォルトは、2018年が43件、2019年が49件であったが、2020年は既に83件がデフォルトに陥った。既に2009年以来の高水準となっている。米国の投機的格付社債のデフォルト率(12ヵ月平均)は3月の3.5%から4月は4.1%に上昇した。そして、このデフォルト率は、2020年3月の3.5%から2021年3月に12.5%へ上昇すると予想されている。233件がデフォルトに陥り、デフォルト率はほぼ過去のピークに近い水準まで上昇するという見通しである。このメインシナリオに対して、楽観シナリオでのデフォルト率は6%、悲観シナリオでは15.5%と見込まれている。

デフォルト率の上昇は、社債に限定された話ではない。Moody’sは新興国の投機的格付け債券のデフォルト率が、直近の2.2%から2020年末で13.7%へ上昇すると予想している。従来予想は8.3%であったが、大きく上方修正された格好である。コロナショックを受けて矢継ぎ早の金融緩和が繰り出された結果、株式市場では楽観論が支配的なようにも見えるが、決して全てが救われているわけではない。

(株式会社フィスコ 中村孝也)


《SI》

当コンテンツはFISCOから情報の提供を受けています。掲載情報の著作権は情報提供元に帰属します。記事の無断転載を禁じます。当コンテンツにおけるニュース、取引価格、データなどの情報はあくまでも利用者の個人使用のために提供されているものであって、商用目的のために提供されているものではありません。当コンテンツは、投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、また当コンテンツを取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。当コンテンツは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる勧告もしません。当コンテンツの使用は、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではありません。提供されたいかなる見解又は意見はFISCOの見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。情報内容には万全を期しておりますが、保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。 【FISCO】
for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up