June 9, 2020 / 12:53 AM / a month ago

グローバル金融センターランキング:香港の凋落と東京の躍進【フィスコ世界経済・金融シナリオ分析会議】


*09:48JST グローバル金融センターランキング:香港の凋落と東京の躍進【フィスコ世界経済・金融シナリオ分析会議】
2020年3月に公表されたZ/Yenによるグローバル金融センターランキングは、1位がニューヨーク、2位がロンドン、3位が東京、4位が上海、5位がシンガポールという結果であった。前回(2019年9月)3位であった香港は、6位に順位を大きく落とした。一方、順位を上げたのが東京、上海、シンガポールである。中でも東京の順位が前回の6位から3位に大躍進した点が目を惹こう。

当ランキングは、定量的評価と定性的評価で作成されている。定量的評価は、ビジネス環境、人材資本、インフラストラクチャー、金融セクター開発、評判・一般の5項目で構成される。この5項目では、香港はインフラストラクチャー(5位)、金融セクター開発(6位)、評判・一般(4位)の3つの項目で順位を低下させた。昨年来の社会情勢の悪化が影響した面も大きいのだろう。また、2020年5月の全人代以降、「一国二制度」が「一国一制度」に変わるとの懸念も強まってきており、グローバル金融センターとしての香港の地位は、ますます後退していく公算が大きいだろう。

一方、今回の調査でグローバル金融センターとしてトップ3の評価を得た東京であるが、定量的評価は、ビジネス環境が16位以下、人材資本が11位、インフラストラクチャーが4位、金融セクター開発が10位、評判・一般が6位であり、トップ3とはかけ離れている。全体で3位という評価は定性的評価によるところが大きいのであろうが、明確な指標に基づいていない高評価はやや脆弱にも感じられる。

(株式会社フィスコ 中村孝也)


《SI》

当コンテンツはFISCOから情報の提供を受けています。掲載情報の著作権は情報提供元に帰属します。記事の無断転載を禁じます。当コンテンツにおけるニュース、取引価格、データなどの情報はあくまでも利用者の個人使用のために提供されているものであって、商用目的のために提供されているものではありません。当コンテンツは、投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、また当コンテンツを取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。当コンテンツは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる勧告もしません。当コンテンツの使用は、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではありません。提供されたいかなる見解又は意見はFISCOの見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。情報内容には万全を期しておりますが、保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。

【FISCO】

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below