for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

コラム【アナリスト夜話】首相交代で『秋の魔物』は現れるか?(マネックス証券チーフ・アナリスト大槻奈那)


*09:19JST コラム【アナリスト夜話】首相交代で『秋の魔物』は現れるか?(マネックス証券チーフ・アナリスト大槻奈那)
金曜日以降の報道は安倍首相の辞任一色となりました。とりわけ扱いが大きかったのが中国。辞任会見全編を異例のネット生配信し、1億人を超える中国人が視聴したとも言われています。長期政権ならではの強い影響力を感じました。

市場関連でも、7年8か月の成果は大きかったと思います。異次元緩和はいうまでもありませんが、それ以外にも、コーポレートガバナンスコード、GPIF改革等は特筆すべきでしょうし、不可逆的なポジティブ要素だと思います。

一方、新型コロナが制圧できた後には、膨張した金融・財政政策の巻き戻しは必至です。金融緩和について、安倍首相は、日銀黒田総裁が二期目に入った2018年の会見で、「ずっとやっていいとは全く思っていない。」と発言し、在任中に出口戦略への道筋をつけたいとしていました。次期以降の首相もこの方向性は引き継ぐでしょう。コロナ禍が続くうちは、更なる金融緩和や消費減税もありうるでしょうが、これらの政策をとればとるほど、巻き戻しの舵取りは難しくなります。

秋の市場には「魔物が棲む」と言われます。米国でも「October アノマリー」で、秋、特に10月の相場は荒れやすいとされています。この手のアノマリーは、アテにならないことも多いですが、今年の不確実性は格別です。

来月17日には新総理が選出されると報じられ、最短で10月25日の衆議院選挙の可能性も取り沙汰されています。続いて11月には米国の大統領選。ロシアの不穏な動きや香港、北朝鮮情勢などからも目が離せません。今のところ市場が落ち着いているだけに、突然の“魔物”対策も念頭に置いておきたいところです。

マネックス証券 チーフ・アナリスト 大槻 奈那
(出所:8/31配信のマネックス証券「メールマガジン新潮流」より、抜粋)





《HH》

当コンテンツはFISCOから情報の提供を受けています。掲載情報の著作権は情報提供元に帰属します。記事の無断転載を禁じます。当コンテンツにおけるニュース、取引価格、データなどの情報はあくまでも利用者の個人使用のために提供されているものであって、商用目的のために提供されているものではありません。当コンテンツは、投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、また当コンテンツを取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。当コンテンツは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる勧告もしません。当コンテンツの使用は、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではありません。提供されたいかなる見解又は意見はFISCOの見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。情報内容には万全を期しておりますが、保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。 【FISCO】
for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up