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世界経済は最悪期を脱し、白金は上昇基調を強めそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)


*09:58JST 世界経済は最悪期を脱し、白金は上昇基調を強めそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、白金についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が講演で、ゼロ金利政策の長期化を示唆したことに言及し、『市場では、早ければ9月15、16日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)で、フォワードガイダンスの強化が明確にされ、量的金融緩和の拡大が予想されている』と伝えています。

これを受け、金市場については『低金利政策の長期化を背景に利子を産まない金には追い風になることが予想され、週明け31日のNY金は前週末比3.70ドル高の1978.60ドルと1900ドル台後半に上昇している』と述べており、一方、NY白金は『NYダウの下落が重石となって前週末比−2.10ドルの937.90ドルと上値が重かった』と説明しています。

続けて、『金が基軸通貨「ドル」の代替通貨としてドル安にストレートに反応するが、白金は産業用貴金属でありなおかつ自動車触媒需としての特殊用途があるため、金と同じように反応するとは限らない』と指摘し、『特に今年は新型コロナによる世界経済の停滞から自動車需要が大きく落ち込んでいるためなおさらだろう。ただ、経済指標や見通しにおいては最悪期を脱したと思われることから、需要面での悲観的な見方は徐々に後退していくと思われる』との見解を述べています。

次に、各国の経済指標について言及。中国国家統計局が2020年7月31日に発表した7月製造業PMIについては、『51.1と、市場予想(50.8)、6月(50.9)を上回った。新規輸出受注指数は48.4に改善、新規受注も51.7に上昇した。財新マークイットが1日発表した8月の中国製造業PMIは53.1と、前月の52.8から上昇し、2011年1月以来、約9年半ぶりの高水準となった』と解説し、『需要の回復に応じて製造業者が生産を拡大させる中、新規輸出受注が今年に入って初めて増加した。景況改善・悪化の分岐点となる50を4カ月連続で上回った』と伝えています。

中国自動車工業協会が発表した7月の自動車販売台数については、『前年同月比16.4%増の211万台となった。7−12月(下期)の乗用車販売台数は前年同期比で3−5%増えると見込まれている』とし、米国の2020年第2四半期(4~6月)の新車販売台数については、『リーマン・ショック時以降で最大の減少率(前年同期比33.7%減)となったが、低金利ローンのおかげで第2四半期後半には販売回復が見込まれている』と説明しています。

また、『欧州の自動車販売は6月に2カ月連続で回復傾向が示された』、『8月3日に発表した日本の7月新車販売総台数は前年同月比13.7%減となった。2019年10月から10か月連続のマイナスだが、月次マイナス幅は4月が28.6%減、5月が44.9%減、6月は22.9%減と新型コロナウイルスの影響が小さくなりつつあることが判明した』と伝えています。

さらに、代表的な商品価格を表すCRB指数(ロイター/ジェフリーズCRB指数)について、『新型コロナウィルスショックを受けて4月21日に106.29まで急落したものの、その後の世界的な金融緩和や中国経済の立ち直りを契機に持ち直し、28日時点では200日移動平均線を上回る153.43まで上昇した。数字的にはまだ低いものの、ドル安を背景にドル建てコモディティ価格が立ち直っていることが判明した』と言及。

CRB指数は、『アメリカの商品先物取引所等で売買されている原油、無鉛ガソリン、暖房油、天然ガス、金、銀、銅、アルミニウム、ニッケル、トウモロコシ、大豆、小麦、綿、生牛、豚赤身肉、コーヒー、ココア、オレンジジュース、砂糖の全19品目で構成されている』と説明しています。

アフリカ大陸での新型コロナウイルスの累計感染者数は、8月に入り『100万人を超えた』とのことで、『特に、白金の最大生産国である南アフリカでは感染者が60万人を超えている。南アフリカは3月下旬から実施したロックダウン(都市封鎖)で感染拡大を抑え、5段階ある警戒レベルを徐々に緩和してきた。ところが7月に入り1日あたりの新規感染者数が1万人前後に急増し、世界保健機関(WHO)は南アがアフリカの国々の「前兆」になりかねないと警告している』と伝えています。

これに加え、『例年のごとく電力不足が深刻化し、鉱山操業に支障をきたす可能性もあり、将来の供給不足が懸念される』と指摘。

現在の白金価格については、『採算コストとほぼイーブンにあり、ここから大きく下げる可能性は小さいだろう』と分析しており、こうした背景からNY白金は『1000ドルの節目を超える可能性が強いと予想する』と考察、大阪白金も『レンジの上昇である3500円ブレイクにトライする可能性は高いだろう』と示唆しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の9月1日付「世界経済は最悪期を脱し、白金は上昇基調を強めそう」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜





《HH》

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