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NYの視点:今週の注目:パウエルFRB議長とイエレン財務長官の証言、PCEコア、Q4GDP、など


*07:38JST NYの視点:今週の注目:パウエルFRB議長とイエレン財務長官の証言、PCEコア、Q4GDP、など
短期投機家・投資家の円のポジションは売り持ちに転じた。このため、円の下落余地は狭まる可能性がある。

米国では長期金利動向を睨む展開が続く。ワクチンの接種が全米で順調に進んでいることが奏功し、経済が夏にも一段と正常な状況に近づくとの期待がドルを引き続き支援する可能性が強い。ニューヨーク州は4月1日からコンサートの開催に加えて、野球場での観覧を認める。また、映画館を運営するAMCエンタテ—メントはカリフォルニア州での営業再開を受け、先々週末時点で全米で98%の営業を再開。26日までには99%の営業が再開されることを明らかにした。さらに、バイデン政権は5月中旬にもメキシコ、カナダ、英国、欧州との間の渡航制限緩和を検討していると報じられており、経済活動の再開が着々と進む。

これに対し、欧州では、新型コロナウイルスの変異種拡大やワクチン配給の混乱が響き、フランスとイタリアが再びロックダウン入り。ドイツも精査する。域内の回復の遅れが警戒され、引き続きユーロ売り圧力となると見る。

米国経済指標では、インフレ上昇懸念が強まる中、FRBがインフレ指標として特に注視している2月PCEコアデフレーターに注目。エコノミストの平均予想は前期比年率1.5%と1月と同水準にとどまる見通し。FRBが目標としている2%には程遠い。予想通りの結果となれば、FRBの慎重な方針を正当化する。高インフレへの脅威も緩和し、ドル買いが一段落する可能性もある。そのほか、10-12月期国内総生産(GDP)確定値、2月中古住宅販売件数、新築住宅販売件数などが相場材料となる。

連邦準備理事会(FRB)はパンデミックにより混乱した金融市場への対応として昨年4月から実施していた大手銀に対する「補完的レバレッジ比率(SLR)」の条件緩和措置を今月末に終了すると発表。銀行を優遇しているとする民主党からの圧力を受けた対応との見方もあるが、銀行の基盤が十分に強いという見方が背景となる。ただ、金融安定化のため「適切な措置を講じる」とし、規制の内容を今後修正する可能性も残した。

パウエルFRB議長は22-25日に開催される国際決済銀行(BIS)サミットに参加。討論会や演説が予定されている。23日、24日にはイエレン財務長官と上下両議会でコロナ対応の経済対策に関する四半期に一回のビデオ公聴会を予定しており、経済やインフレに関する見解に注目。特に、イエレン長官の発言ではバイデン政権の増税計画に関する言及に注目が集まる。FRBは2021年のGDP成長率見通しを6.5%に引き上げたが、パウエル議長は労働市場や回復には依然かなりのたるみが存続しており、2021年の経済も大規模な追加経済対策やワクチンといった一過性の要因で押し上げられるが、かなりの不確実性があり、政策目標達成には「程遠い」と慎重だ。今後、長期金利が一段と上昇した場合、オペレーションツイストのような上昇抑制措置を講じるかどうかが焦点となる。


■今週の主な注目イベント

●米国
22日:2月シカゴ連銀全米活動指数、2月中古住宅販売件数、パウエルFRB議長BIS討論会参加、バーキン米リッチモンド連銀総裁、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁が討論会参加、クオールズ米FRB)副議長がLIBORに関する講演、ボウマンFRB理事経済見通しに関する講演
23日:2月新築住宅販売件数、3月リッチモンド連銀製造業指数、ブラードが経済に関し講演、ボスティック米アトランタ連銀総裁、パウエルFRB議長とイエレン財務長官が下院金融サービス委員会で公聴会、ウィリアムズNY連銀総裁が討論会参加、ブレイナード米連邦準備制度理事会(FRB)理事が経済見通しに関する講演
24日:2月耐久財受注、パウエルFRB議長とイエレン財務長官が上院銀行委で公聴会、ウィリアムズNY連銀総裁が討論会参加、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁、エバンス・シカゴ連銀総裁
25日:新規失業保険申請件数、10-12月期国内総生産(GDP)確定値、ウィリアムズNY連銀総裁がBISで発言、討論会参加、ボスティック米アトランタ連銀総裁が講演、エバンス・シカゴ連銀総裁が経済見通しを協議、クラリダ米連邦準備理事会(FRB)副議長が経済見通しに関する演説、
26日:2月PCEコアデフレーター、3月ミシガン大消費者信頼感指数確定値

●欧州
22-25日:ラガルドECB総裁、BISサミット参加
22日:メルケル独首相、地域指導者とロックダウンを見直し、
23日:バイトマン独連銀総裁はパウエルFRB議長、カルステンスBIS総支配人が講演
24日:ユーロ圏3月マークイットサービスPMI、消費者信頼感、独政府、2022年度予算案期限、仏、独、ユーロ圏3月製造業PMI
25-26日:EU首脳会談、新型コロナ、ロシアとの関係などを協議
25日:ラガルドECB総裁、ベイリー英中銀総裁、バイトマン独連銀総裁、ウィリアムズNY連銀総裁が講演、ECB、経済広報を発表

●英国
22-25日:ベイリー英中銀総裁、BISサミット参加
23日:失業率、ベイリー英中銀総裁が演説
24日:英製造業PMI

●日本
24日:3月PMI、PPI


《FA》

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