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NYの視点:米インフレは限定的、FRBの金融緩和維持の方針を正当化


*07:40JST NYの視点:米インフレは限定的、FRBの金融緩和維持の方針を正当化
米労働統計局が発表した3月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.6%となった。伸びは2月+0.4%から予想以上に拡大し2012年8月来で最大。前年比では+2.6%と、2018年8月来で最大の伸びを記録した。特に米連邦準備制度理事会(FRB)が注視している変動の激しい燃料や食料品を除いたコアCPIは前年比で+1.6%。伸びは、2月+1.3%から予想を上回り12月来で最大となった。しかし、依然FRBの目標である2%を下回っている。

内訳では、ガソリン価格の上昇やパンデミックの影響を受けて需要が増えた中古車価格、車やトラックのレンタル価格の大幅上昇が目立ち、全体指数を押し上げている。FRBが指摘したとおり、インフレが一時的にとどまる可能性が示唆されている。

現状でインフレの脅威を示すような結果ではなく、経済が最大雇用に達するには程遠いことを考えると、FRBの長期にわたる大規模金融緩和の維持は正当化される。

3月消費者物価指数(CPI)主な内訳
食料品:前月比+ 0.1%、前年比+3.5%
ガソリン:+9.1、 +22.2%
被服費: -0.3、-2.5%
新車:0、+1.5%
中古車:+0.5%、+9.4%
アルコール飲料:+0.3%、+2.0%
車、トラックレンタル:+11.7%、+31.2%
航空運賃:+0.4%、-15.1%
家賃:+0.2%、+1.8%

加えて、パウエル議長が懸念していた通りに、ワクチン普及にも混乱が生じ回復も一筋縄ではいかない可能性が確認されつつある。議長は週末のインタビューで、FRBの2021年の1984年来で最大の伸びとなる6.4%成長見通しに基づき、経済や雇用の拡大が今後数か月内に加速する状況が整いつつあると楽観的な見解を示す一方、ワクチン接種ペースの混乱や新型コロナウイルスの再拡大が回復リスクと警告している。

CPIはインフレが今のところ問題がないことが証明された。FRBがインフレの主要指標として注視している3月PCEコアデフレーターが今月末に発表される予定で、注目が集まる。


《FA》

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