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テーパリング観測は根強いのか  住信SBIネット銀行(馬渕磨理子)


*16:42JST テーパリング観測は根強いのか  住信SBIネット銀行(馬渕磨理子)
皆さん、こんにちは。フィスコ企業リサーチレポーター馬渕磨理子です。まずは、先週のマーケットを振り返ってみましょう。

ドル・円は強含みました。5月12日発表の4月米消費者物価指数が市場予想を大幅に上回ったことから、インフレ急進の懸念が高まり、ドル・円は一時109円79銭まで買われました。米国株式の下げは一服したものの、米国のインフレ見通しは不透明との見方が多く、ドル・円は週後半も主に109円半ば近辺で推移しています。

ユーロ・円は強含みました。米国のインフレ関連指標が予想を上回ったことから、ユーロ売り・米ドル買いが優勢となりました。しかしながら、欧州委員会の経済見通しで今年のユーロ圏経済成長率予想が従来の3.8%から4.3%に引き上げられたことから、5月13日に132円73銭まで買われました。

さて、今週のマーケットはどうなるのか?チェックすべきポイントについて住信SBIネット銀行の「ウィークリーレポート」を見てまいりましょう。

テーパリングの議論が引き続き注目である、ドル・円は『上げ渋り』を予想しています。『米国の経済指標が堅調なら緩和縮小への観測が広がり、長期金利の高止まりを手がかりとしたドル買いが強まる』と述べています。ただ、『米連邦準備制度理事会(FRB)は緩和政策の長期化方針を堅持しており、引き続きドルに下押し圧力がかかりやすい』と分析しています。5月12日に発表された米消費者物価指数(CPI)は、予想を大きく上回る内容となり、『インフレへ期待とFRBによる引き締め政策への思惑から米10年債利回りが上昇しドルを押し上げている』状況に言及しながらも、『FRB当局者は講演などでインフレの大幅上昇は一時的な現象であり、物価目標の年+2.0%を持続的に上回るのは困難との見方を示している』点には注目だと述べています。一方、『市場では強い経済指標からFRBの資産買入れ規模の段階的縮小(テーパリング)への観測は根強い』と分析しています。

ユーロ・円については『底堅い値動き』を予想しています。ユーロ圏の5月製造業PMI、5月サービス業PMIなどの経済指標が有力な手掛かり材料となりそうです。『前回実績をやや下回る可能性があるものの、ユーロ圏の景気回復への期待は失われていないため、米ドル・円相場に大きな動きがない場合、リスク回避的なユーロ売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる』と分析しています。

ポンド・円は『もみ合い』を予想しています。英ジョンソン政権は新型コロナウイルスの制限措置を解除する方向で、『経済正常化を先取りしたポンド買いが先行しそうだ』と述べています。また『英中央銀行による緩和縮小への思惑も広がりやすい』と分析しています。ただ、『ポンド・円は2018年以来の高値水準で推移しており、155円近辺では利益確定を狙ったポンド売り・円買いが増える可能性がある』と言及しています。

今週の豪ドル・円は『弱含み』を予想しています。豪準備銀行(中央銀行)の5月理事会議事要旨では、『現行金融緩和政策の長期的維持の姿勢が再確認されようが、債券購入プログラム第2弾(9月終了予定)に関する一段の言及はあるかどうか注目』と述べています。4月雇用統計については、『改善傾向が続くか注目されるが、米国やカナダの急減速の状況をみるにつけ、期待しにくい面がある』と分析しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子


《FA》

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