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NYの視点:米6月消費信頼感指数、労働市場への自信が指数を押し上げ


*07:39JST NYの視点:米6月消費信頼感指数、労働市場への自信が指数を押し上げ
コンファレンスボードが発表した6月消費者信頼感指数は127.3となった。予想119.0を上回りパンデミックで経済が封鎖する前の昨年2月来で最高となった。5月分も117.2から120.0へ上方修正された。特に雇用に自信が戻ったことが全体指数を押し上げ。雇用が十分と考えている回答者は54.4%と、21年ぶりの高水準を記録した。また、雇用が十分54.4と、職を得るのが困難10.9%との差は2000年以来で最大を記録。賃金の上昇を予想している回答者は18.6%と、昨年3月来で最高となった。

加えて、国内でワクチンの接種が進み、カリフォルニア州やNY州といった大きな州も含めて経済活動もパンデミック前の正常な状況に戻りつつあることも信頼感の上昇を支援。消費者は休暇計画を立てたり、サービスへの消費が増えており回復の原動力となっている。

コンファレンスボードのフランコ委員長は短期的なインフレ期待が上昇しているものの、消費にはほとんど影響を与えていないと指摘している。住宅、自動車、家電などの購入計画も増える傾向にあり、景気浮揚につながると楽観視している。

内訳で現況は157.7と、5月148.7から上昇し、パンデミックが始まった昨年3月来で最高。期待も107.0と5月100.9から上昇した。

■6月消費者信頼感指数:127.3(120、前年同月98.3)
現況:157.7(5月148.7、86.7)
期待:107.0(100.9、106.1)

●雇用
十分:54.4(48.5、前年同月20.5)
不十分:34.7(39.9、56.2)
困難:10.9(11.6、23.3)

6カ月後の予想
雇用
増加:25.7(27.7、38.4)
減少:16.0(17.5、14.4)
不変:58.3(54.8、47.2)
所得
増加:18.6(16.2、15.2)
減少:8.5(9.3、14.1)
不変:72.9(74.5、70.7)

●この先6カ月間の購入予定
自動車10.7(10.0)
住宅6.1(5.3)
主要家電:48.1(44.3)

●この先6カ月間の予定
休暇取得37.4%(前年33.8%)




《FA》

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