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NYの視点:FRBは長期にわたり高金利維持へ、市場は過剰な利上げへの警戒強める


*07:38JST NYの視点:FRBは長期にわたり高金利維持へ、市場は過剰な利上げへの警戒強める
連邦準備制度理事会(FRB)は本日20日から21日にかけ2日間にわたり連邦公開市場委員会(FOMC)を開催している。FOMCを控えて、35人のエコノミストやヘッジファンドマネジャー、マネーマネジャーなどを対象にしてCNBCが実施した調査によると、市場参加者の平均予想では、FRBがFOMCで3会合連続で政策金利であるFF金利誘導目標を0.75%引上げ、3%−3.25%にすることを想定している。

平均の金利ピークは2023年3月に4.26%に達したのち、FRBはこの水準で金利を11カ月据え置くと見ている。利上げ打ち止め後の軌道の見解は分かれる。最短で3カ月維持、長期では最大で2年間維持するとの見方もあった。さらに、今後、12カ月間で景気後退入りする確率は52%、前月から大きな動きは見られず。

市場参加者はFRBが金融政策を引き締め域に達成させ、かなりの期間、その水準を維持させるとのFRBの計画を織り込み始めた。当初はFRBが来年初めにも、速やかに利下げに転じるとの見通しを示していた。

57%の回答者はFRBが過剰に金融引き締め、景気後退を招くと主張。緩やかな景気減速に留まるとの回答は26%にとどまった。FRBの利上げが行き過ぎると警戒している兆候が明らかになりつつある。

■CNBC調査:
9月FOMC:75BPの利上げ
金利のピーク:4.26%(7月4.21%)、時期:2023年3月
この水準を維持する期間:11カ月
今後12カ月に景気後退入りする確率:52%
FRBが過剰に金融引き締め、景気後退を招く:57%
緩やかな景気減速に留まる:26%
CPI:6.8%(22年末)、3.6%(23年)
GDP:2022年+0.5%、2023年:
失業率:4.4(2023年)

全米住宅産業協会(NAHB)が発表した9月NAHB住宅市場指数は46と、8月49から予想以上に低下し、2カ月連続で50を割り込み悲観的センチメントとなり、住宅市場はすでにリセッション入りしている証拠となった。9カ月連続の低下でパンデミックによる経済封鎖直後の20年5月来で最低。また、8月住宅着工件数は前月比+12.2%の157.5万戸と、7月から予想以上に増加したが、8月に住宅ローン金利が若干下がったため需要が回復、指数を押し上げた。一方で、8月住宅建設許可件数は前月比‐10%の151.7万戸と、7月168.5万戸から予想以上に減少しパンデミックによる経済封鎖直後の20年6月来で最低となった。今後、住宅着工が滞る可能性が示唆された。

アトランタ連銀の7−9月期国内総生産(GDP)見通しを+0.3%と、従来+0.5%から下方修正した。商務省が発表し9月住宅着工件数を受け、GDPへの居住住宅投資のマイナス寄与度が24.5と、20.8から下方修正されたことを理由に挙げた。

大幅な利上げ観測が強まると同時に景気後退リスクも上昇。利上げ打ち止め水準に近づいた場合は、ドル買いが後退していく可能性がある。



《FA》

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