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NY原油は保ち合いの値固めへ サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)


*17:44JST NY原油は保ち合いの値固めへ サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、原油についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『NY原油は保ち合いの値固めへ』と述べています。

続いて、『先週のNY原油は、ロシアが3月に減産に踏み切るとの報が押し上げ要因となり、一時80ドル台に反発した。週間では8.63%上昇』と伝え、『世界3位の石油生産国ロシアが、3月に原油生産を日量50万バレル減らすと表明した。減産は同国の原油生産量の約5%に相当し、ウクライナ侵攻を続けるロシアからの輸出に西側諸国が制裁を科したことへの対抗措置となる』と解説しています。

また、『供給減少に加え、今年の中国の需要が前年比で日量110万バレル増加する見込みから、原油の需給は逼迫する可能性がある。中国は昨年12月に新型コロナウイルス感染対策の制限措置を撤廃し、需要回復への期待が高まっている』と言及しています。

石油輸出国機構(OPEC)については、『14日公表の月報で、2023年の世界全体の石油需要の見通しを日量1億0187万バレルとし、1月の予想(日量1億0177万バレル)から上方修正した』と伝えています。

一方で、『トルコ南部で6日発生した大地震の影響で操業を停止していた同国ジェイハン港から、イラクとアゼルバイジャン産原油を積載した船舶が13日に出航したと伝わり、供給不安が後退した』と述べています。

米エネルギー省については、『13日、1983年以来の低水準にある戦略石油備蓄(SPR)から2600万バレルを放出し、市場への供給を増やす意向を示した』とし、また、『米エネルギー情報局(EIA)が発表した原油在庫が市場予想を大幅に上回ったことが圧迫要因』と述べています。

陳さんは、『これを受けて、需給が緩むとの見方が広がった。1月の米雇用統計、消費者物価指数(CPI)、小売売上高等、米国の経済指標が良好なため、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを継続するとの見方が強まり、ドルが上昇している。そのため、ドル建て原油は割高感からも売られやすくなっている』と分析しています。

しかし、『国際エネルギー機関(IEA)は2023年の石油需要について、前年比日量200万バレル増の日量平均1億0190万バレルになるとの見通しを示した。石油輸出国機構(OPEC)の減産で、下半期には供給不足に陥るとの見方も示したことから、下値も限定的だろう』と言及しています。

こうしたことから、陳さんは、NY原油について、『当面、80ドルを軸にしたレンジ相場が続くだろう。東京ドバイ原油は、為替の円安が支援要因となって下値を切り上げていきそうだ』と考察しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の2月16日付「NY原油は保ち合いの値固めへ」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜






《CS》

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