*17:37JST NY原油は上値重い サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、原油についてのレポートを紹介します。
陳さんはまず、『NY原油は上値重い』と述べています。
続いて、『3連休明けの21日のNY原油は、中国でのエネルギー需要が回復するとの楽観的な見方が支援要因だったものの、利上げ懸念から続落となった』と伝えています。
また、『S&Pグローバルが発表した2月製造業とサービス業を合わせた米購買担当者景況指数(PMI)速報値は総合で50.2となり、前月確報値の46.8から上昇した。8カ月ぶりの高水準をつけ、市場予想も上回ったことで、本来ならエネルギー需要が増加するとの見方から強材料になるはずだが、今回は、現状の景気動向よりもFRBによる利上げ長期化への影響が懸念された』と解説しています。
陳さんは、『利上げが長引き景気が減速すればエネルギー需要の減退を招くとの連想につながり売りが優勢となった。CME FEDウオッチでは、利上げが6月まで継続する確率が50%を超えた』と述べています。
一方で、『ロシアが3月に同国の石油生産の5%に相当する日量50万バレルを削減する計画で、需給が引き締まるかもしれないとの見方はサポート要因となった』と言及しています。
また、『中国の需要回復期待が原油相場を押し上げるとの見方は根強い』とし、『国際エネルギー機関(IEA)2月月報によると、2023年の世界の石油需要見通しは日量1億190万バレルで前月の予想から同20万バレルの上方修正となった。2023年の前年比の伸びは日量200万バレルと見込まれており、そのうちの90万バレルが中国の回復と推定されている。一方、IEAは2023年の世界の石油供給の伸びを日量120万バレルと予想している』と伝えています。
こうしたことから、陳さんは、NY原油について、『今後、経済指標で景気回復の裏付けが見られれば、節目の80ドルを越えて上昇基調を強めよう。』と考察しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の2月22日付「NY原油は上値重い」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 花田浩菜
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