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欧米為替見通し:ユーロ・ドルは弱含みか、オランダ総選挙に思惑
2017年3月9日 / 08:30 / 8ヶ月後

欧米為替見通し:ユーロ・ドルは弱含みか、オランダ総選挙に思惑


*17:20JST 欧米為替見通し:ユーロ・ドルは弱含みか、オランダ総選挙に思惑
今日の欧米市場では、ユーロ・ドルが弱含む展開を予想する。来週のオランダ総選挙で極右政党が躍進するとの懸念が広がりやすいためだ。また、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げを見込んだドル買いも観測され、ドル・円としても115円を目指す展開となりそうだ。

今晩は、欧州中央銀行(ECB)理事会が手がかりとなる。21時45分に現行の金融政策維持の決定と目先のインフレ見通しが発表される見通し。また、ドラギECB総裁が22時半の記者会見で、量的緩和政策継続の方針を示すとみられ、ユーロ売りに振れるだろう。2日に発表されたユーロ圏の2月消費者物価指数(CPI)が4年ぶりの高水準となったことで、市場の一部は緩和解除の議論を見込む。しかし、ECBはインフレ率上昇をエネルギー高による一時的な現象とみており、欧州政治リスクに対応した当面の緩和継続がメーンシナリオとなっている。

目下の懸念材料は15日投開票のオランダ総選挙だろう。オランダは開放的で生活水準が高いとのイメージを持たれやすいが、直近の経済指標をみると必ずしもそうとは言い切れない。例えば、2月16日に発表された1月失業率は5.3%と、1年前の6.5%から大幅に改善している。ただ、2008年のリーマン・ショック前の3%台と比べれば回復の遅れが目立っており、ウィルダー氏率いる極右政党の自由党が躍進する余地はあろう。

一方、前日発表された2月ADP全米雇用報告が堅調だったため、10日の米国の2月雇用統計の発表を待たずして、14-15日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見込む動きが続き、ドル高傾向になることもユーロを圧迫しそうだ。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・21:45 欧州中央銀行(ECB)理事会(主要政策金利は0.00%に据え置き予想)
・22:30 ドラギECB総裁会見
・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:23.8万件、前回:22.3万件)
・22:30 米・2月輸入物価指数(前月比予想:+0.1%、1月:+0.4%)
・03:00 米財務省30年債入札(120億ドル)
・EU首脳会議(10日まで)




《FA》

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