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【FISCOソーシャルレポーター】Hama:ハンバーガーの値段が日経平均を決める?
2017年6月13日 / 09:10 / 5ヶ月前

【FISCOソーシャルレポーター】Hama:ハンバーガーの値段が日経平均を決める?


*18:07JST 【FISCOソーシャルレポーター】Hama:ハンバーガーの値段が日経平均を決める?
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家Hama氏(ブログ「実践で学ぶ、負けない現代株式投資」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年6月13日9時 に執筆

「実践で学ぶ、負けない現代株式投資」のHamaでございます。

6月初頭に2万円を回復した日経平均株価ですが、その後は海外のリスク要因を背景に、6月14日のFOMCを睨みながら、ドル円110円、日経平均株価2万円を挟んだ攻防が続いています。

資源に乏しく輸出産業が経済を支えている日本ですが、ここ10数年間、日経平均株価は為替と連動して上下しており、「株価」と「為替」の関係は、いわゆる順相関の関係にあります。

そうなると、「株価」を占ううえで気になるのは「為替」の見通しということになります。

そこで今回は、FOMCを前に「為替」と「株価」を考えるというテーマに基づいて書いて見たいと思います。

FXに精通している方はよくご存じと思いますが、皆さんは「購買力平価」という言葉をご存知でしょうか?

投資初心者の方には、「聞いたことない」という方もいらっしゃると思います。

「こうばいりょくへいか」と読みますが、

英語では 「PPP」と略されます。

昨年流行った「Pen Pineapple Pen(ペン・パイナップル・ペン)」ではなく、

「Purchasing Power Parity」の略です。

このPPP、簡単に言えば、

2国間の為替レートは、各々の国の通貨の購買力によって決まってくる

ということを意味しています。

「米ドル」と「円」を例にとって、わかりやすく考えてみます。

日本の通貨である「円」の購買力は、どの程度か?

100円で買える世界に共通する物品を考えるとすれば、100円で買えるのはマクドナルドのハンバーガー1個。これが私たちの「円」の購買力ということになります。

では、米国の通貨「米ドル」の購買力はどの程度かというと、同じマクドナルドのハンバーガーで考えた場合、ハンバーガー1個は1ドルで買うことができます。

つまるところ、「円」と「米ドル」の購買力で考えた場合、100円の購買力と1ドルの購買力が平価になる(交換比率が等しくなる)、ということを意味しています。

つまり、1ドルの価値は100円と等しい

1ドル=100円

概念はご理解いただけたと思います。

上記の考え方に基けば、為替レートというのは当該国間の「物価格差」(インフレ格差)によって決まってくる、と言うことになります。

直近の米国インフレ率はFRBの目標とする2%に近づいておりますが、直近の弱い経済指標を背景に、年後半の利上げペースが鈍化するかどうかといことに市場の注目が集まっています。

極端な話、仮に米国のインフレ率が急上昇し(物価が急上昇し)、ハンバーガー1個を買うのに2ドル出さなければならなくなったとします。

日本はデフレから脱却できずに、100円のままとします。

すると、ハンバーガー1個の価格=2ドル=100円

つまり、「1ドルの価値は50円に等しい」ということになります。

そんな単純な話?と思われるかもしれませんが、この「購買力平価」、つまり「物価格差」に基いて算出される均衡レートと実際の為替レートには、実際にそれなりの相関関係を見出すことができ、中長期的な為替レートの見通しに関する標準的な理論として、その説明力が相当に高いということは、専門家の間でも一致した見解となっています。

せっかくですので、上記「購買力平価」について、為替レートとの関係をデータベースとして公表しているサイトがありますので紹介しておきます。

リンクを掲載することはできませんが、興味のある方は、「公益財団法人 国際通貨研究所」と検索してみてください。

短期的には、各国当局の金融政策により為替が動きますが、長期的には、日米のハンバーガーの値段で為替が決まり、それによって日経平均株価も決まってくる、そんなイメージになります。

ハンバーガーを例にとって話を進めた「購買力平価」ですが、ついでに申しますと、実際に「Big Mac Index(ビッグマック指数)」なるものが存在し、イギリスの経済専門誌『エコノミスト』によって1986年9月に考案されて以来、同誌ではこの指標を毎年報告しているようです。

世界中で販売されているビッグマックの価格をもとに、各国の購買力平価(通貨交換率)を図る指標となっています。

また当ブログでは、「基礎投資学習ツール」のコンテンツとして、「購買力平価」の概念に基づいた「ドル円」の適正水準を数値化し、変動の可能性をグラフに表わした「ドル円適正水準チャート」なるものを提示していますので、興味のある方は、ぜひ当ブログにお越しいただき、「基礎投資学習ツール」(無料)をご利用ください。


それでは、ブログにてお待ちしております。


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執筆者名:Hama
ブログ名:実践で学ぶ、負けない現代株式投資



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