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欧米為替見通し: ドル・円は上げ渋りか、米追加利上げの可能性を見極め
2017年9月12日 / 08:27 / 2ヶ月後

欧米為替見通し: ドル・円は上げ渋りか、米追加利上げの可能性を見極め


*17:25JST 欧米為替見通し: ドル・円は上げ渋りか、米追加利上げの可能性を見極め
今日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る値動きを予想する。国連安保理が北朝鮮に対する新たな制裁決議を採択したが、穏やかな内容に修正されたことで、リスク回避ムードがいったん後退している。他方、今晩発表の米国の雇用関連指標から連邦準備制度理事会(FRB)による金融正常化方針の行方を模索する展開となりそうだ。

国連安保理は日本時間の本日朝、北朝鮮が今月3日に強行した核実験に関し、同国への石油輸出に上限を設定した制裁決議を、全会一致で採択した。米国は当初、全面的な石油禁輸措置や金正恩氏の資産凍結などを求めていたが、それらは除外され、譲歩した形になった。

こうした動きを受け、本日のアジア市場では北朝鮮の挑発行為に対する過度な警戒は後退。ドル・円は、日経平均株価の堅調地合いを背景に買い戻しが強まり、109円半ばまで上昇した。今晩の海外市場でもリスク回避ムード後退によるドル買い・円売りに振れそうだ。

ただし、北朝鮮側は前日、制裁決議に先立ち「いかなる形の最終手段も行使する用意がある」、「米国が厳しい制裁を立てれば代償を払うことになる」などと米国をけん制しており、今回の決議に対する報復の可能性も捨てきれない。このため、目先もリスク回避的な円買いがドルの上昇を抑える展開が予想される。

一方、地政学リスクへの懸念がいったん弱まったことで、来週の米国の連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、経済指標を受けたFRBの金融政策の行方が注目されそうだ。今晩23時発表の7月JOLT求人件数は600.0万件が市場コンセンサス。過去最高の616.3万件を記録した6月の数値は下回るものの、引き続き高水準となる見通しである。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・17:30 英・8月消費者物価指数(前年比予想:+2.8%、7月:+2.6%)
・17:30 英・8月生産者物価指数・産出(前年比予想:+3.1%、7月:+3.2%)
・23:00 米・7月JOLT求人件数(予想:600.0万件、6月:616.3万件)
・02:00 米財務省10年債入札(200億ドル、リオープン)


《CS》

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