Reuters logo
後場に注目すべき3つのポイント~日経平均はピーク感強まり、出遅れ中小型株を見直す流れへ
2017年11月10日 / 03:38 / 15日後

後場に注目すべき3つのポイント~日経平均はピーク感強まり、出遅れ中小型株を見直す流れへ


*12:31JST 後場に注目すべき3つのポイント~日経平均はピーク感強まり、出遅れ中小型株を見直す流れへ
10日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均は大幅続落、ピーク感強まり、出遅れている中小型株を見直す流れへ
・ドル・円は113円36銭、上げ渋り、日本株安や米税制改革の遅れを嫌気
・値下がり寄与トップはソフトバンクG9984、同2位はファナック6954

■日経平均は大幅続落、ピーク感強まり、出遅れている中小型株を見直す流れへ

日経平均は大幅に続落。316.65円安の22552.06円(出来高概算10億1000万株)で前場の取引を終えた。前日の荒い値動きで目先的なピーク感が意識されるなか、9日の米国市場の下落影響も重なり、売り先行の展開で始まった。オプションSQに絡んだ商いが売り越しだったことも影響している。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から大きく下落して始まると、
その後は一時22511.93円まで下げ幅を広げている。前場半ばには一時22709.80円まで下げ幅を縮める場面もみられたが、5日線を超えられず、前引けにかけて再び下げ幅を広げる展開となった。

東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。セクターでは石油石炭、鉱業、倉庫運輸は小じっかりだった半面、ゴム製品が6%を超える下落だったほか、非鉄金属、水産農林、その他製品、電力ガス、空運、保険、陸運、証券の弱さが目立つ。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG9984、ファナック6954、東エレク8035、セコム9735、ブリヂストン5108の弱さが目立っている。

日経平均は300円を超える大幅な下げとなったが、前日に日中値幅が800円を超える乱高下となったこともあり、目先的なピーク感からある程度は想定されていただろう。また、上昇する5日線を支持線としたトレンドに変化がみられたことも、いったんは利益確定に向かわせやすいところのようだ。

その他、世界3位の再保険会社、ドイツのハノーバー再保険は、約9億5300万ユーロ(約126億円)に上る株式ポートフォリオを全て売却したと明らかにしたと報じられている。報道によると、株は売り時と判断、株価急落に備えた引当金は不要となり、保険金支払いに充当すると伝えている。弱気になる必要はないものの、こういった報道を受けて、瞬間的な調整局面においては、利益確定が強まる可能性もありそうだ。

一方で、マザーズ指数はプラス圏で推移している。日経平均の日柄調整が意識されるなか、相対的に出遅れている中小型株を見直す流れが期待されそうだ。本日は決算ピークの第2弾となるが、決算通過後となる来週以降の動向が注目されてきそうだ。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■ドル・円は113円36銭、上げ渋り、日本株安や米税制改革の遅れを嫌気

10日午前の東京市場でドル・円は上げ渋り。日本株安や米税制改革の遅れが嫌気されリスク回避的なドル売り・円買いの流れとなった。

ドル・円は朝方から押し目買いが入りやすい地合いとなったが、日経平均株価は前日比300円超下落したほか、米税制改革の後ズレの可能性が広がり、ドルの上昇は限定的となっ
た。

ただ、ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが続いているものの、日銀によるETF買いが見込まれリスク回避のドル売り・円買いは強まっていないようだ。

ドル・円は113円30銭台と本日安値圏で推移しているが、引き続き押し目買いにより底堅い値動きが期待される。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円27銭から113円53銭、ユーロ・円は131円95銭から132円13銭、ユーロ・ドルは1.1639ドルから1.1653ドルで推移した。

(為替・債券アナリスト 吉池威)


■後場のチェック銘柄

・近鉄エクス9375やGTS4584がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます

・値下がり寄与トップはソフトバンクG9984、同2位はファナック6954

■経済指標・要人発言

・豪準備銀行(四半期金融政策報告)

「基調インフレ率が目標レンジ2-3%の下限到達は2019年はじめ以降」

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>
・13:30 9月第3次産業活動指数(前月比予想:-0.1%、8月:-0.2%)

<海外>
特になし


《DM》

当コンテンツはFISCOから情報の提供を受けています。掲載情報の著作権は情報提供元に帰属します。記事の無断転載を禁じます。当コンテンツにおけるニュース、取引価格、データなどの情報はあくまでも利用者の個人使用のために提供されているものであって、商用目的のために提供されているものではありません。当コンテンツは、投資活動を勧誘又は誘引するものではなく、また当コンテンツを取引又は売買を行う際の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。当コンテンツは投資助言となる投資、税金、法律等のいかなる助言も提供せず、また、特定の金融の個別銘柄、金融投資あるいは金融商品に関するいかなる勧告もしません。当コンテンツの使用は、資格のある投資専門家の投資助言に取って代わるものではありません。提供されたいかなる見解又は意見はFISCOの見解や分析であって、ロイターの見解、分析ではありません。情報内容には万全を期しておりますが、保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。

【FISCO】

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below