December 15, 2017 / 8:31 AM / a month ago

欧米為替見通し:ドル・円は弱含みか、朝鮮半島有事への警戒も


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は弱含みか、朝鮮半島有事への警戒も
今日の欧米外為市場では、ドル・円は弱含む展開を予想したい。米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要イベント通過に伴うポジション調整の円買いが主導する見通し。また、週明け17日の北朝鮮の金正日前労働党委員長の命日に絡み、何らかの軍事的行動に警戒感も広がりそうだ。

今週は12-13日に連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCでの討議を踏まえ利上げに踏み切ったほか、14日は欧州中央銀行(ECB)理事会と英中銀金融政策委員会(MPC)が政策金利の据え置きを決めた。主要3中銀による政策決定はいずれも市場の予想通りとなり、足元はイベント通過で円売りポジションを整理する動きとなっている。

本日のアジア市場では、日経平均株価の軟調地合いを手がかりに円買い主導の展開に傾いており、ドル・円は一時112円11銭まで弱含んだ。海外市場でも週末を控え同様の持ち高調整が予想され、ドル・円は短期的に112円を割り込む可能性があろう。

一方、引き続き米税制改革法案の修正に関する共和党内での協議が注目される。党内では現在上院の2議員が支持を決めかねているもようで、なお調整が必要とされる。ある市場筋はこれについて「最終的には法案は成立すると見込んでいるが、協議を見極める展開が続くだろう」と指摘しており、今晩の取引では積極的なドル買いは手控えられよう。

こうしたなか、17日は北朝鮮の金正恩労働党委員長の父である金正日前委員長の命日に当たり、国威発揚を狙った新たな軍事的威嚇行為などに警戒感が広がりつつある。北朝鮮は先の米韓軍事演習に反発姿勢を強めていたことから、「記念日」に合わせた核実験の実施などが警戒される。足元は調整の円買いに振れているが、地政学リスクを意識した円買いも加わる可能性がある。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・19:00 ユーロ圏・10月貿易収支(9月:+264億ユーロ)
・22:30 米・12月NY連銀製造業景気指数(予想:18.7、11月:19.4)
・23:15 米・11月鉱工業生産(前月比予想:+0.3%、10月:+0.9%)
・23:15 米・11月設備稼働率(予想:77.2%、10月:77.0%)
・06:00 米・10月対米証券投資(9月:ネット長期有価証券+809億ドル)



《CS》

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