February 12, 2019 / 3:52 AM / 5 months ago

後場に注目すべき3つのポイント~円安と好決算でひとまず売られ過ぎ修正


*12:45JST 後場に注目すべき3つのポイント~円安と好決算でひとまず売られ過ぎ修正
12日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・日経平均は3日ぶり大幅反発、円安と好決算でひとまず売られ過ぎ修正
・ドル・円は小じっかり、日本株高で円売り先行
・値上がり寄与トップは、ファーストリテ9983、ファナック6954


■日経平均は3日ぶり大幅反発、円安と好決算でひとまず売られ過ぎ修正

日経平均は3日ぶり大幅反発。412.11円高の20745.28円(出来高概算6億8000万株)で前場の取引を終えている。

11日の米株式市場ではNYダウが53ドル安と4日続落。14日から始まる米中の閣僚級協議を見極めたいとの思惑に加え、15日のつなぎ予算の失効期限を前に政府機関閉鎖への懸念も強まり、買いは続かなかった。ただ、為替市場では米債利回り上昇に伴うドル買いで円相場が1ドル=110円台前半から半ばまで下落しており、連休明けの日経平均は109円高からスタートした。前週末8日に400円超下落した反動もあり、寄り付き後の日経平均は先物主導で上げ幅を広げる展開となり、前週末の下落分を埋めて前場を折り返した。東証1部の値上がり銘柄は全体の8割強となっている。

個別では、ファーストリテ9983が3%高となって日経平均を約55円押し上げたほか、トヨタ自7203、キーエンス6861などが堅調。ソフトバンクG9984や任天堂7974は小じっかり。ZOZO3092は10%超高と急反発した。太陽誘電6976は市場予想を上回る決算を受けて急伸し、村田製6981など他の電子部品株にも買いが波及。また昭電工4004や東海カーボ5301も上昇が目立ったが、日カーボン5302の好決算が見直しのきっかけになったようだ。日カーボンはストップ高水準で前場を折り返した。その他決算発表銘柄では長谷工1808、ルネサス6723が大きく買われた。一方、ソニー6758や武田薬4502は利益確定売り優勢。資生堂4911は市場予想を下回る決算を受けて売りがかさむ場面があった。JXTG5020は自社株買いを発表したものの、材料出尽くし感から6%近く下落した。セクターでは、機械、繊維製品、倉庫・運輸関連業などが上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは石油・石炭製品、不動産業の2業種のみだった。

円相場が1ドル=110円台まで下落したこと、春節(旧正月)の連休明けの中国・上海総合指数が堅調だったことなどが支援材料となり、本日の日経平均は急反発している。電子部品の太陽誘電やトラックのいすゞ7202など、外需減退への警戒感が強まっていた企業で好決算が相次いだことも投資家の物色意欲を刺激しているものとみられる。前週末にも指摘したとおり、日経平均の予想PER(株価収益率)は12倍を下回っており、市場では「日本株は必要以上に売り込まれてきた」との声が多く聞かれる。ひとまず節目の20000円接近からの反発力が確認できたことはポジティブに捉えられる。

しかし、今週は米中で経済指標の発表が相次ぐため、世界経済の減速懸念が再び台頭してくる可能性がある。その他にも14日からの米中閣僚級協議、15日の米つなぎ予算失効期限など重要イベントが多く、連休明けの買いがどこまで続くかは慎重に見極める必要があるだろう。


■ドル・円は小じっかり、日本株高で円売り先行

12日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。欧州通貨安でドル買い選好地合いのなか、日本株高を背景とした円売りでドルは110円半ばに値を上げた。

ドル・円は、前日に110円台を回復し、そのまま定着。本日は米国の壁建設予算をめぐる与野党対立が解消に向かうとの報道で、ドル買い基調に。また、日本株や中国株の上昇で円売りで、日銀の国債買入れ減額の影響は軽微となった。

ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いを維持し、上海総合指数もプラス圏で推移しており、株高を好感した円売りは続きそうだ。米国の壁建設をめぐる与野党合意で今晩の米株高観測も広がり、ドル買い基調は継続しよう。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円35銭から110円54銭、ユーロ・円は124円45銭から124円68銭、ユーロ・ドルは1.1272ドルから1.1280ドルで推移した。


■後場のチェック銘柄

・Nuts7612や日本カーボン5302など、14銘柄がストップ高

※一時ストップ高・安(気配値)を含みます

・値上がり寄与トップは、ファーストリテ9983、ファナック6954


■経済指標・要人発言

【要人発言】

・トランプ米大統領
「2回目の米朝首脳会談もうまくいくと期待」

・中国商務省
「消費拡大を目指し、今年はさらなる措置を取る」

【経済指標】

・日・1月マネーストックM3:前年比+2.4%(予想:+2.1%、12月:+2.1%)
・豪・12月住宅ローン件数:前月比-6.1%(予想:-2.0%、11月:-0.9%)


<国内>
・13:30 12月第3次産業活動指数(前月比予想:-0.1%、11月:-0.3%)

<海外>
特になし




《HH》

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