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欧米為替見通し:ドル・円は戻りの鈍い値動きか、米利下げ圧力への警戒でドル買い縮小


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は戻りの鈍い値動きか、米利下げ圧力への警戒でドル買い縮小
30日の欧米外為市場では、ドル・円は戻りの鈍い値動きを予想する。中国のウイルス感染被害の拡大で、株安などを手がかりにリスク回避の円買いが先行。一方、連邦準備制度理事会(FRB)に対する今後の利下げ圧力が意識され、ドル買いを抑えそうだ。

中国の新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念が再燃し、市場を収縮させている。中国国家衛生健康委員会は30日、感染による死者が170人に増えたと発表。それを受け、世界保健機関(WHO)は緊急会合を開催し、「緊急事態」に当たるかどうかの検討に入った。そうした流れを踏まえ、本日アジア市場ではリスク許容度が大きく低下。香港ハンセン指数の大幅安を背景に日経平均株価は前日比400円超安の軟調地合いとなり、円買いが主要通貨を押し下げた。ドル・円も円買いに押され、108円80銭台に下げる場面があった。

この後の海外市場でも、ウイルス感染被害を注視する展開となろう。「非常事態」と認められれば世界的に渡航や輸出入の制限による経済活動の縮小が見込まれるため、株安などを通じ安全通貨の円やスイスフランの買いが強まりそうだ。他方、FRBは連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きを決めたが、パウエル議長がウイルス被害に関し懸念を表明。ドルは安全通貨として買いが入りやすいものの、今後の利下げ圧力が意識され買戻しは限定的となろう。また、今晩は英中銀の利下げ観測でポンド・円が下げれば、ドル・円の戻りを抑えそうだ。

【今日の欧米市場の予定】
・17:55 独・1月失業率(予想:5.0%、12月:5.0%)
・19:00 ユーロ圏・1月景況感指数(予想:101.8、12月:101.5)
・19:00 ユーロ圏・12月失業率(予想:7.5%、11月:7.5%)
・21:00 英中銀金融政策委員会・政策金利発表(0.75%に据え置き予想)
・21:00 英中銀金融政策委員会議事要旨
・21:30 カーニー英中銀総裁会見
・22:00 独・1月消費者物価指数速報値(前年比予想:+1.7%、12月:+1.5%)
・22:30 米・10-12月期GDP速報値(前期比年率予想:+2.1%、7-9月期:+2.1%)
・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:21.5万件、前回:21.1万件)
・中国休場(旧正月、2月2日まで)





《FA》

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