*08:04JST 今日の為替市場ポイント:米政策金利の大幅上昇を警戒してドルは底堅い動きを維持
7日のドル・円は、東京市場では136円18銭から135円66銭まで下落。欧米市場では135円55銭まで下落した後、一時137円19銭まで上昇し、137円15銭で取引終了。本日8日のドル・円は主に137円を挟んだ水準で推移か。米政策金利の大幅な上昇が警戒されており、ドルは底堅い動きを保つ可能性がある。
7日に米議会上院銀行委員会で行われたパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言で、パウエル議長は「最新の経済データは予想より強く、金利の最終到達水準が従来の想定を上回る可能性が高いことを示唆している」と述べた。この発言を受けて米長期金利は一時上昇し、ドルは主要通貨に対して強含みとなった。市場参加者の間からは「3月、5月、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)で合計1ポイントの利上げ実施が決定される」との声が聞かれているが、一部の市場参加者は「FRBは広範囲の経済データを慎重に点検する必要があるため、今年半ば以降の政策金利見通しについては予断を許さない状況が続く」と指摘している。
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