*14:03JST 米国株見通し:伸び悩みか、金融システムへの根強い不安で
(13時40分現在)
S&P500先物 3,960.25(+62.75)
ナスダック100先物 12,171.75(+202.75)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は強含み、NYダウ先物は380ドル高。長期金利は弱含み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。
10日の主要3指数は大幅続落。プラスに浮上する場面もあったが、後半は売り優勢となり、4日続落のダウは345ドル安の31909ドルと4カ月超ぶりに32000ドルを割り込んだ。注目の雇用統計は強弱まちまちながら、全般的に好調の労働市場を反映。その後、シリコンバレーバンクの経営破たんが発表されると金融株への売りが強まった。また、リスク回避ムードにより資金は国債市場に向かい、幅広い売りが指数を押し下げた。
本日は伸び悩みか。シリコンバレーバンクの経営破たんを受け、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め加速の思惑は大きく後退し、金利安を手がかりにハイテク関連を中心とした買戻しが優勢となりそうだ。前週の大幅安で自律反発狙いの買いも期待され、相場を押し上げる見通し。ただ、金融システム不安は残り、金融を中心に買いづらい展開となろう。また、明日の消費者物価指数(CPI)を見極めようと、買いは縮小するとみる。
《TY》
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