*06:59JST NY為替:米地銀に対する金融支援などを受けてリスク回避の円買い縮小
16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、131円72銭まで下落後、133円83銭まで上昇し、133円83銭で引けた。米地銀ファースト・リパブリックの経営難が深刻化し金融不安が再燃する中、欧州中央銀行(ECB)が大幅利上げを決定したためリスク回避の円買いや米長期金利の低下に伴うドル売りに拍車がかかった。その後、複数の銀行がファースト・リパブリック支援を協議していると報じられ株式相場や長期金利が上昇に転じた。連れて円の売戻やドルの買戻しが加速。
ユーロ・ドルは、1.0551ドルまで下落後、1.0626ドルまで上昇し1.0612ドルで引けた。クレディ・スイス銀が経営難に陥り欧州銀行の不安が広がる中、欧州中央銀行(ECB)が定例理事会で計画通り主要政策金利0.5%の引き上げを決定。一時ユーロ売りが優勢となった。今後の金融政策のガイダンスは示さなかったが、インフレが依然高すぎるとし今後の利上げはデータ次第としながらも追加利上げの可能性も維持したため市場はECBの7月までの0.25%の追加利上げを織り込みユーロ買いが再開。ユーロ・円は139円13銭まで下落後、142円01銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2027ドルまで下落後、1.2128ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9256フランから0.9323フランまで上昇した。
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